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履歴書・職務経歴書の書き方完全ガイド

資格・免許欄の書き方ガイド【外国の資格も対応】

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
資格・免許欄の書き方ガイド【外国の資格も対応】

外国人向けに履歴書の資格・免許欄の正しい書き方を徹底解説。外国で取得した資格の記載方法、正式名称の一覧、書く順番のルール、勉強中の資格の書き方まで具体例付きで紹介します。JLPTやTOEICなどの正しい記載例も掲載。

資格・免許欄の書き方ガイド【外国の資格も対応】

日本で就職活動をする外国人にとって、履歴書の「免許・資格」欄は自分のスキルをアピールする重要なセクションです。しかし、母国で取得した資格をどのように記載すればよいのか、日本独自のルールに戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、履歴書・職務経歴書の書き方の中でも特に外国人が悩みやすい「資格・免許欄」の正しい書き方を、具体例を交えて徹底解説します。外国で取得した資格の記載方法や、日本の資格との違い、書く順番のルールまで、すべて網羅しています。

免許・資格欄の基本ルール

履歴書の免許・資格欄には、守るべき基本的なルールがあります。これを知らないと、せっかくの資格も正しく伝わらない可能性があります。

正式名称で記載する

資格名は必ず正式名称で書きましょう。略称は使用しません。例えば、「英検」は「実用英語技能検定」、「漢検」は「日本漢字能力検定」と書く必要があります。外国人の方がよく取得するJLPT(日本語能力試験)も、履歴書には「日本語能力試験N1 合格」のように正式名称で記載します。

時系列順で記載する

取得年月日が早い資格から順番に、時系列で記載するのが基本です。ランスタッドの履歴書ガイドでも解説されているように、これは日本の履歴書における統一ルールとなっています。

「取得」と「合格」の使い分け

資格の種類によって、末尾に書く表現が異なります:

  • 免許・資格系:「取得」を使う(例:普通自動車第一種運転免許 取得)
  • 検定・試験系:「合格」を使う(例:実用英語技能検定2級 合格)
  • スコア型試験:点数を記載(例:TOEIC Listening & Reading Test 850点 取得)

外国の資格を日本の履歴書に書く方法

外国人にとって最も悩ましいのが、母国で取得した資格の記載方法です。以下のルールに従って記載しましょう。

資格名の書き方

外国の資格を記載する際は、以下の形式が推奨されます:

「取得国名 資格の正式名称(日本語訳) 取得」

例えば、アメリカのCPA(公認会計士)資格であれば:

米国公認会計士(U.S. CPA)取得

英語の教員免許であれば:

米国○○州 教員免許(Teaching License)取得

日本で認知度の高い外国資格

日本の企業で広く認知されている外国資格は、そのまま記載しても問題ありません。dodaの履歴書ガイドによると、以下の資格は日本企業でも高い評価を得ています:

資格名正式名称・記載方法評価されるレベル
TOEICTOEIC Listening & Reading Test ○○点 取得600点以上(海外業務は700点以上)
TOEFLTOEFL iBT ○○点 取得80点以上
IELTSIELTS Academic ○○点 取得6.0以上
JLPT日本語能力試験N○ 合格N2以上(ビジネスはN1推奨)
CPA米国公認会計士(U.S. CPA)取得
TESOL/CELTATESOL/CELTA認定 取得
PMPProject Management Professional 取得
AWS認定AWS認定ソリューションアーキテクト 取得

日本で認知されにくい資格の対応

母国では一般的でも、日本では知名度が低い資格もあります。その場合は、資格の内容や取得難易度を補足説明することが効果的です。職務経歴書の自己PR欄や、面接時に詳しく説明する準備をしておきましょう。

資格を書く順番と優先順位

取得した資格が多い場合、すべてを記載するスペースがないこともあります。その場合は、転職Hacksの解説にもあるように、以下の優先順位で記載しましょう。

推奨される記載順序

  1. 運転免許(日本の免許、国際運転免許証など)
  2. 応募職種に直結する資格(IT資格、会計資格など)
  3. 語学資格(JLPT、TOEIC、TOEFLなど)
  4. PCスキル資格(MOS、ITパスポートなど)
  5. その他の資格(趣味・教養系など)

応募職種に合わせた取捨選択

免許・資格欄に書ける行数には限りがあります。応募する職種に関連性の高い資格を優先して記載しましょう。例えば、IT・エンジニア職に応募する場合はプログラミング関連の資格を、英語教師に応募する場合はTESOLやCELTAを優先します。

関連性の低い資格を大量に書くと、かえって「何をアピールしたいのか分からない」という印象を与えてしまうため注意が必要です。

資格がない場合・勉強中の場合の書き方

資格をまだ取得していない場合でも、書き方次第で前向きな印象を与えることができます。

資格がない場合

該当する資格がない場合は、空欄にせず「特になし」と記載します。空欄のままだと記入漏れと思われる可能性があるためです。

ただし、「特になし」だけでは少し寂しい印象を与えることもあります。資格・スキルアップガイドを参考に、今後取得を目指す資格を検討してみましょう。

勉強中・取得予定の資格

現在勉強中の資格や、近い将来取得予定の資格がある場合は、以下のように記載できます:

  • 「日本語能力試験N1 取得に向けて勉強中
  • 「基本情報技術者試験 2026年7月受験予定
  • 「TOEIC 800点を目標に学習中

これにより、向上心やスキルアップへの意欲をアピールすることができます。タウンワークマガジンでも、勉強中の資格を記載することは積極的に推奨されています。

外国人がよく書く資格の正式名称一覧

外国人が日本の履歴書によく記載する資格と、その正しい書き方をまとめました。

カテゴリ資格名履歴書での正しい記載方法
日本語JLPT N1日本語能力試験N1 合格
日本語JLPT N2日本語能力試験N2 合格
日本語BJTビジネス日本語BJTビジネス日本語能力テスト J1+ 取得
英語TOEICTOEIC Listening & Reading Test ○○点 取得
英語英検実用英語技能検定○級 合格
英語TOEFLTOEFL iBT ○○点 取得
運転免許日本の普通免許普通自動車第一種運転免許 取得
運転免許国際免許国際運転免許証 取得
IT基本情報基本情報技術者試験 合格
ITAWSAWS認定ソリューションアーキテクト 取得
会計日商簿記日本商工会議所簿記検定○級 合格
教育TESOLTESOL(英語教授法)認定 取得

よくあるミスと注意点

免許・資格欄で外国人が犯しやすいミスを確認しておきましょう。バイトルマガジンでも指摘されている一般的なミスも含めて紹介します。

やりがちなミス

  1. 略称で書いてしまう:「JLPT N1」ではなく「日本語能力試験N1 合格」と正式名称で書く
  2. 取得と合格を間違える:免許は「取得」、検定は「合格」を使い分ける
  3. 期限切れの資格を書く:運転免許など期限のある資格は、有効期限を確認する
  4. 関連性のない資格を羅列する:応募職種に関連する資格を厳選する
  5. 外国の資格を英語だけで書く:日本語訳を併記する
  6. 年月の記載を忘れる:いつ取得したかを必ず記載する

運転免許に関する注意

外国で取得した運転免許をそのまま記載する場合、「○○国運転免許」と記載します。日本の免許に切り替え済みの場合は、日本の免許名で記載しましょう。在留資格・ビザの手続きと同様に、免許の切り替えにも所定の手続きが必要です。

資格欄を最大限に活用するコツ

面接対策につなげるためにも、資格欄を戦略的に活用しましょう。

職種別おすすめ資格

  • IT・エンジニア職:基本情報技術者試験、AWS認定、Oracle認定、CCNA
  • 事務・管理職:日商簿記2級以上、MOS、秘書検定
  • 営業・接客業:TOEIC 700点以上、販売士検定
  • 介護・医療:介護福祉士、介護業界の資格参照
  • 教育:TESOL、CELTA、日本語教育能力検定

資格と自己PRの連動

資格欄に記載した資格は、自己PR欄志望動機欄とも連動させると効果的です。例えば、JLPT N1を記載した場合、自己PR欄で「日本語能力試験N1に合格し、ビジネスレベルの日本語でのコミュニケーションが可能です」と補足することで、より説得力が増します。

まとめ

資格・免許欄は、正しい書き方を知っているだけで、他の応募者との差別化ができるセクションです。特に外国人の方は、母国の資格と日本の資格をうまく組み合わせることで、グローバルな能力をアピールできます。

書き方のポイントをおさらい:

  • 正式名称で記載し、略称は使わない
  • 時系列順に記載する
  • 「取得」と「合格」を正しく使い分ける
  • 外国の資格は日本語訳を併記する
  • 応募職種に関連する資格を優先する
  • 勉強中の資格も積極的に記載する

まだ資格を持っていない方は、資格・スキルアップ完全ガイドで日本で評価される資格について確認してみてください。また、履歴書のフォーマットと書き方ガイドでは、履歴書全体の書き方も詳しく解説しています。

しっかりとした資格欄を作成して、日本での就職活動を成功させましょう!

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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