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面接官が見ているポイントとは?評価基準を解説

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
面接官が見ているポイントとは?評価基準を解説

日本企業の面接官が実際にチェックしている評価基準を徹底解説。コミュニケーション能力、企業理解度、基本マナーなどの評価項目から、外国人ならではの追加評価ポイントまで、具体的な対策方法と合わせて紹介します。

面接官が見ているポイントとは?評価基準を解説【外国人向け】

日本で就職活動をしている外国人の方にとって、「面接官は一体何を見ているのだろう?」という疑問は尽きないものです。母国とは異なる選考基準や文化的な期待がある日本の面接では、事前に評価ポイントを理解しておくことが合格への近道となります。

本記事では、日本企業の面接官が実際にチェックしている評価基準を詳しく解説します。外国人ならではの追加評価ポイントにも触れながら、具体的な対策方法までお伝えしますので、面接に不安を感じている方はぜひ最後までお読みください。

日本の面接で評価される5つの基本カテゴリー

日本企業の面接では、応募者を多角的に評価するために面接評価シートを使用する企業が増えています。評価項目は大きく5つのカテゴリーに分けられます。

評価カテゴリー具体的な評価項目評価のウエイト
知識・教養一般常識、業界知識、語学力★★★☆☆
コミュニケーション能力会話力、伝え方、傾聴力★★★★★
行動力・主体性リーダーシップ、協調性、積極性★★★★☆
思考力論理的思考、問題発見力、創造力★★★★☆
人間力ストレス耐性、向上心、価値観★★★★★

スキルや行動面は点数で評価し、価値観や人間性はコメント形式で補完するという方法が多くの企業で採用されています。このように数値化することで、面接官ごとの評価のばらつきを防いでいるのです。

面接対策の全体的な準備については、面接対策・選考プロセス完全ガイドも参考にしてください。

コミュニケーション能力 ― 最も重視される評価基準

日本企業の面接で最も重視されるのがコミュニケーション能力です。採用面接の評価基準に関する調査によれば、面接官は以下の点を特に注意して見ています。

質問に対する的確な回答力

面接官の質問に対して正確に答えが返ってくるかどうかは、最も基本的な評価ポイントです。質問の意図を正しく理解し、結論から述べる「PREP法」(結論→理由→具体例→結論)で回答できる人は高評価を受けます。

日本語が母語でない外国人にとって、質問を正しく聞き取り、的確に答えることは簡単ではありません。しかし、完璧な日本語を話す必要はなく、質問の趣旨を理解して誠実に答える姿勢が重要です。

非言語コミュニケーション

面接官は言葉だけでなく、表情・姿勢・アイコンタクト・声のトーンなども評価しています。日本の面接では、適度な笑顔と明るい表情、背筋を伸ばした姿勢が好印象を与えます。

外国人が面接で好印象を与えるためのコツについては、外国人が面接で好印象を与える5つのコツで詳しく解説しています。

企業理解度と志望動機 ― 本気度を測る重要指標

面接官は「なぜうちの会社を選んだのか?」という点を非常に重視しています。面接の評価基準に関する解説によると、以下の要素が企業理解度の評価ポイントとなります。

  • 事業内容の理解: 会社のビジネスモデル、主要製品・サービスを調べてきているか
  • 経営方針の理解: 企業理念やビジョン、中期経営計画に触れられるか
  • 業界でのポジション: 競合他社との違いを理解しているか
  • 具体的な貢献イメージ: 入社後にどう貢献できるかを語れるか

特に本気度が高い応募者は、企業のIR情報や最新ニュースリリースまで調べてくることが多く、面接官の印象に大きく影響します。志望動機の作成に悩んでいる方は、事前に企業のウェブサイトを隅々まで確認し、自分の経験やスキルとの接点を見つけておきましょう。

基本マナーと身だしなみ ― 第一印象が合否を左右する

日本の面接では、入室の瞬間から退室まで、あらゆるマナーが評価対象となります。面接官は応募者の身だしなみ、表情、他者への配慮などから、協調性を判断しています。

入退室のマナー

  • ドアを3回ノックしてから「失礼いたします」と声をかける
  • 指示があるまで着席しない
  • 面接終了後はお礼を述べてから退室する

服装・身だしなみのチェックポイント

日本の面接では服装に対する期待値が高く、清潔感のある装いが求められます。詳しい服装ガイドについては面接の服装・身だしなみ完全ガイドをご確認ください。

面接の基本ルールやマナーについての詳細は、日本の面接マナーと基本ルール完全版にまとめています。

外国人に対する追加の評価ポイント

外国人応募者には、日本人にはない追加の評価基準が設けられることがあります。外国人採用面接の見極めポイントによると、以下の3つが特に重要です。

1. 日本語能力の実務レベル評価

日本語能力試験(JLPT)のスコアだけでなく、実際にビジネスの場で使える日本語力があるかどうかが評価されます。近年では、面接中に会話のロールプレイを取り入れ、「資格の点数」ではなく「業務で使えるか」を直接確認する企業が増えています。

面接で求められる日本語力については、就活に必要な日本語レベルはどのくらい?も参考になります。

2. 在留資格・ビザの確認

企業側にとって、採用した外国人が法的に就労可能かどうかは最重要確認事項です。在留資格の種類、在留期間、就労制限の有無を面接で確認されることは珍しくありません。スムーズに回答できるよう、自分のビザの詳細を把握しておきましょう。

在留資格について詳しく知りたい方は在留資格・ビザの基礎知識完全ガイドをお読みください。

3. 異文化対応力と長期勤務の意思

日本企業は長期的に働けるかどうかを非常に重要視します。面接で外国人が注意すべきポイントによると、たとえスキルや経験が優れていても、長期勤務が見込めない応募者は採用されにくい傾向にあります。

「日本に長く住みたい」「この会社で成長したい」という意思を具体的に伝えることが大切です。異文化の環境で働いた経験や、日本文化への理解を示すエピソードも高評価につながります。

面接の種類別|評価の重点ポイント

日本の選考プロセスでは、複数回の面接が行われるのが一般的です。一次・二次・最終面接の違いと対策法で詳しく解説していますが、各段階で評価の重点が異なります。

面接の種類主な面接官評価の重点
一次面接人事担当者基本マナー、コミュニケーション能力、志望動機
二次面接部門マネージャー専門スキル、業務適性、チームとの相性
最終面接役員・経営層企業理念との一致、将来のビジョン、人間性
グループ面接複数面接官協調性、リーダーシップ、他者への配慮
Web面接人事・部門担当通信環境の準備、画面上の印象、自己管理能力

なお、JOBS IN JAPANの調査によると、81%の企業がビデオ面接で直接採用を行っているというデータもあり、Web面接・オンライン面接の対策ガイドでの準備も欠かせません。

面接で不合格になる主な理由と対策

面接官の評価ポイントを理解したら、不合格になりやすいパターンも知っておきましょう。面接に落ちる理由と具体的な改善方法では詳細を解説していますが、主な原因は以下のとおりです。

よくある不合格の理由

  1. 準備不足: 企業や業界について十分に調べていない
  2. 一方通行の会話: 面接官の質問を聞かず、自分が話したいことだけ話す
  3. 具体性の欠如: 「頑張ります」だけで、具体的な行動計画を語れない
  4. ネガティブな印象: 前職の不満や愚痴を言ってしまう
  5. マナー違反: 遅刻、スマートフォンの通知音、だらしない服装

外国人が特に注意すべきポイント

  • 日本語で詰まっても焦らず、落ち着いて言い換える練習をしておく
  • 「なぜ日本で働きたいのか」に対する明確な回答を準備する
  • 敬語は完璧でなくても、丁寧語(です・ます調)を一貫して使う
  • 日本語面接のための準備法と練習方法で事前にトレーニングする

面接評価を上げるための具体的な準備法

最後に、面接官から高評価を得るための実践的な準備方法をまとめます。

事前準備チェックリスト

面接当日のポイント

面接当日は、会場には10分前到着を目安にし、受付での対応から評価が始まっていることを意識しましょう。待合室でスマートフォンをいじったり、他の応募者と大声で話したりすることは避けてください。

面接でよく聞かれる質問と模範回答例50選を事前に確認し、自分の言葉で回答できるよう準備しておくことが、面接成功への最大の近道です。

まとめ

日本の面接で評価されるポイントは、コミュニケーション能力、企業理解度、基本マナー、思考力、人間力の5つが基本です。外国人の方はこれに加えて、日本語の実務能力、在留資格の状況、長期勤務の意思が評価されます。

面接は怖いものではなく、事前の準備次第で結果は大きく変わります。この記事で紹介した評価基準を意識しながら、一つひとつ対策を進めていきましょう。あなたの日本での就職活動が成功することを応援しています。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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