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面接対策・選考プロセス完全ガイド

外国人が面接で好印象を与える5つのコツ

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
外国人が面接で好印象を与える5つのコツ

外国人が日本企業の面接で好印象を与えるための5つのコツを徹底解説します。身だしなみと入室マナー、自己紹介の話し方、面接官の評価ポイント、よくある質問への回答戦略、面接後のフォローアップまで、すぐに実践できるノウハウを紹介。面接前の準備チェックリスト付き。

外国人が面接で好印象を与える5つのコツ【日本企業攻略法】

日本での就職活動において、面接は最も重要なステップの一つです。書類選考を通過しても、面接で好印象を与えられなければ内定を勝ち取ることはできません。特に外国人の場合、日本独自の面接文化やマナーに戸惑うことも多いでしょう。しかし、ポイントをしっかり押さえれば、外国人だからこそのアピールポイントを活かして面接官に強い印象を残すことが可能です。

この記事では、外国人が日本企業の面接で好印象を与えるための5つの具体的なコツを徹底解説します。面接対策の基本から実践的なテクニックまで、すぐに使えるノウハウをお届けします。面接の全体的な準備方法については、面接対策・選考プロセス完全ガイドもあわせてご覧ください。

コツ1:第一印象を決める身だしなみと入室マナー

面接での第一印象は最初の数秒で決まると言われています。外国人であっても日本のビジネスシーンにふさわしい服装とマナーを身につけることが、好印象への第一歩です。

服装のポイント

日本の面接では、基本的にスーツ着用が求められます。男性はダークカラーのスーツに白いシャツ、控えめなネクタイ。女性はジャケットとブラウスに、スカートまたはパンツスタイルが一般的です。カジュアルな服装が許される企業もありますが、迷った場合はフォーマルな服装を選びましょう。

服装についてさらに詳しく知りたい方は、面接の服装・身だしなみ完全ガイドを参考にしてください。

入室の正しい手順

日本の面接には独特の入室マナーがあります。日本の面接マナーと基本ルールで詳しく解説していますが、基本的な流れは以下のとおりです。

  1. ドアを3回ノックする
  2. 「どうぞ」と言われたらドアを開ける
  3. 「失礼いたします」と言ってお辞儀をする
  4. ドアを静かに閉める(後ろ手で閉めない)
  5. 椅子の横に立ち、名前を名乗る
  6. 「おかけください」と言われてから座る

面接の5〜15分前に到着するのが適切なマナーです。早すぎると企業側に負担をかけ、遅刻は論外です。余裕を持って会場付近に到着し、5分前を目安に受付を済ませましょう。

コツ2:自己紹介で心をつかむ話し方

面接の冒頭で求められる自己紹介は、面接全体の流れを左右する重要な場面です。ここで好印象を与えられれば、その後の質疑応答もスムーズに進みます。

自己紹介の基本構成

自己紹介は1分程度にまとめるのが理想的です。以下の要素を盛り込みましょう。

  • 氏名と出身国
  • 学歴または職歴の概要
  • 日本に来た理由(簡潔に)
  • 志望動機につながるポイント
  • 意気込みの一言

具体的な例文やテンプレートは、面接での自己紹介の仕方【例文付き】で詳しく紹介しています。

話し方のテクニック

自信を持ってはっきりと話すことが最も大切です。日本語が完璧でなくても、以下のポイントを意識してください。

  • アイコンタクトを適度に取る(じっと見つめすぎない)
  • 声の大きさは普段より少し大きめを意識する
  • 話すスピードはゆっくりめに、一文を短くする
  • 敬語(です・ます調)を使う
  • ネガティブな発言は避け、前向きな表現を心がける

日本語能力と語学スキル向上ガイドでは、面接に必要な日本語レベルや効果的な学習方法を解説しています。

コツ3:面接官が重視する5つの評価ポイントを押さえる

面接官は限られた時間の中で、候補者が自社にふさわしい人材かどうかを見極めます。面接官が見ているポイントを理解し、的確にアピールすることが好印象につながります。

評価ポイント具体的な内容外国人がアピールすべきこと
コミュニケーション能力質問の意図を理解し、的確に回答できるか日本語力だけでなく、論理的に話す力をアピール
協調性・チームワーク周囲と円滑に働けるか異文化環境での協働経験を具体的に伝える
志望動機の明確さなぜこの会社を選んだのか企業研究の深さと入社後のビジョンを示す
長期的なコミットメント長く働いてくれるか日本での将来設計やキャリアプランを具体的に語る
人柄・誠実さ信頼できる人物か素直さと学ぶ姿勢を見せる

日本企業では特に「長く働いてくれるかどうか」が重視される傾向があります。「日本で腰を据えて働きたい」という意思を明確に伝えることで、面接官に安心感を与えられます。

コツ4:よくある質問への準備と回答戦略

日本の面接で聞かれる質問にはパターンがあります。事前に準備しておくことで、落ち着いて回答することができます。面接でよく聞かれる質問と模範回答例50選も参考にしてください。

外国人が特に聞かれやすい質問と回答例

Q1:なぜ日本で働きたいのですか?

「日本が好きだから」だけでは不十分です。具体的なエピソードを交えて回答しましょう。

「大学時代に日本のものづくりの技術力に感銘を受け、実際にインターンシップで日本企業の品質管理を学びました。この経験から、日本の技術力と自分の専門知識を組み合わせて価値を生み出したいと考えるようになりました。」

Q2:日本語はどのくらいできますか?

資格がある場合は積極的にアピールしましょう。JLPT N2以上やBJTビジネス日本語能力テストJ2以上の取得は大きな強みになります。

「JLPT N2を取得しており、日常業務やメールのやり取りは問題なく対応できます。現在はN1の取得に向けて学習を続けております。」

Q3:将来のキャリアプランを教えてください。

「まず御社の業務を深く理解し、3年以内にプロジェクトリーダーとしてチームを率いられる人材を目指します。将来的には海外展開の橋渡し役として、母国と日本のビジネスをつなぐ存在になりたいです。」

Q4:日本の職場文化で気になることはありますか?

日本の「和」の文化を理解していることをアピールしましょう。詳しくは日本のビジネスマナー・文化完全ガイドをご覧ください。

「チームワークを大切にする日本の働き方に共感しています。以前のアルバイト先でも、周りの方と協力しながら仕事を進めることにやりがいを感じていました。」

逆質問で差をつける

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際、適切な質問をすることで前向きな姿勢をアピールできます。

  • 「入社前に勉強しておいた方がよいことはありますか?」
  • 「外国人社員がキャリアアップした事例があれば教えていただけますか?」
  • 「チームの雰囲気や働き方について教えていただけますか?」

逆質問のテクニックについては、逆質問の例と面接官に好印象を与える質問集で詳しく解説しています。

コツ5:面接後のフォローアップで印象を残す

面接が終わった後の行動も、合否に影響することがあります。適切なフォローアップで、他の候補者との差別化を図りましょう。

退室マナーを忘れずに

面接終了時のマナーも重要です。椅子から立ち上がったら椅子を元の位置に戻すことを忘れないでください。Coto Academyによると、この一つの動作を忘れたことで不採用になるケースもあるそうです。

退室時は「本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、お辞儀をしてから退出します。

お礼メールを送る

面接後、当日中にお礼のメールを送ることをおすすめします。面接後のお礼メールの書き方と例文を参考に、以下の要素を含めましょう。

  • 面接の機会をいただいたことへの感謝
  • 面接で話した内容への言及(具体的に)
  • 入社への意欲の再確認

結果を待つ間にすべきこと

結果を待つ間も、次のステップに備えることが大切です。

  • 面接で聞かれた質問と自分の回答を振り返る
  • 改善点をメモして次の面接に活かす
  • 同時進行で他の企業への就職活動も続ける

外国人ならではの強みを活かすには

外国人であることはハンディキャップではなく、むしろ強みになります。以下のポイントを意識してアピールしましょう。

多言語・多文化スキル

母国語、日本語、英語など複数の言語を話せることは大きなアドバンテージです。グローバル展開を目指す企業にとって、多文化理解と多言語対応力は貴重な人材要件です。

異なる視点と発想力

異なる文化背景を持つことで、日本人社員とは違う視点からアイデアを生み出すことができます。「多様性が企業の競争力を高める」という考え方は、日本でも浸透しつつあります。

海外ネットワーク

母国とのつながりやグローバルな人脈は、企業の海外展開において大きな資産となります。ネットワーキング・コミュニティ活用ガイドで紹介しているように、積極的にネットワークを広げていきましょう。

面接前の準備チェックリスト

面接当日に焦らないよう、事前に以下の項目を確認しておきましょう。

カテゴリチェック項目備考
書類履歴書のコピーを用意したか履歴書の書き方ガイド参照
書類職務経歴書のコピーを用意したか質問に備えて内容を確認
服装スーツにシワや汚れはないか前日に確認
服装靴は磨いてあるか清潔感が重要
持ち物筆記用具を持ったかメモを取る姿勢も好印象
持ち物会場の地図・連絡先を確認したか電車の遅延にも備える
準備企業研究は十分か企業HP・ニュースをチェック
準備自己紹介を練習したか声に出して1分以内にまとめる
準備想定質問への回答を準備したか5つ以上は準備する
心構え面接当日の連絡先を把握しているか緊急時に連絡できるように

まとめ:好印象を与えるための5つのコツ

外国人が日本企業の面接で好印象を与えるためのポイントをまとめると、以下の5つになります。

  1. 身だしなみと入室マナーを完璧にする — 第一印象で勝負の半分は決まる
  2. 自己紹介は1分で心をつかむ — 簡潔かつ具体的に自分をアピールする
  3. 面接官の評価ポイントを理解する — 特に長期的なコミットメントを示す
  4. よくある質問への準備を万全にする — 「なぜ日本で?」への回答を磨く
  5. 面接後のフォローアップを忘れない — お礼メールや退室マナーで差をつける

日本の面接文化は独特ですが、基本を押さえれば必ず好結果につながります。2019年時点で日本の外国人労働者数は146万人を超え、多くの企業が外国人材を積極的に採用しています。自信を持って面接に臨み、あなたの強みを最大限にアピールしてください。

面接対策の全体像については面接対策・選考プロセス完全ガイドを、転職活動全般については転職・キャリアアップ戦略完全ガイドをぜひご活用ください。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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