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日本語能力と語学スキル向上ガイド

日本語学校の選び方と費用ガイド

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
日本語学校の選び方と費用ガイド

日本語学校の選び方、費用の相場(年間70万〜100万円)、地域別の比較、奨学金情報を徹底解説。適正校の確認方法や失敗しないための注意点も紹介。これから日本への留学を検討している外国人必見のガイドです。

日本語学校の選び方と費用ガイド

日本で生活しながら日本語を学びたいと考えている外国人にとって、日本語学校選びは留学成功の鍵を握る重要な決断です。全国に700校以上ある日本語学校の中から、自分の目的や予算に合った学校を見つけるのは簡単ではありません。学費だけで年間70万〜100万円以上かかることもあり、学校選びを間違えると時間とお金の両方を無駄にしてしまう可能性があります。

この記事では、日本語学校を選ぶ際に確認すべきポイント、費用の内訳と相場、地域別の特徴、そして失敗しないための注意点を詳しく解説します。これから日本への留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

日本語学校とは?種類と特徴を理解しよう

日本語学校とは、外国人に日本語を教える教育機関のことです。2024年4月から施行された「日本語教育機関認定法」により、文部科学省が認定する「認定日本語教育機関」の制度が始まりました。

日本語学校には主に以下の種類があります。

  • 日本語教育機関(告示校):法務大臣の告示で定められた学校で、留学ビザの発行が可能
  • 各種学校認可校:都道府県知事の認可を受けた学校で、通学定期券の利用などが可能
  • 私塾型:認可を受けていない小規模な教室で、短期コースが中心

留学ビザを取得して長期的に日本語を学ぶ場合は、告示校を選ぶ必要があります。短期の旅行ビザやワーキングホリデービザで学ぶ場合は、私塾型でも問題ありません。自分のビザの種類と学習期間に応じて、適切な学校タイプを選びましょう。

日本語学校で学ぶことは、日本語能力と語学スキル向上の第一歩です。体系的なカリキュラムのもと、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく伸ばすことができます。

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日本語学校の選び方:重要な7つのチェックポイント

1. 適正校かどうかを確認する

適正校とは、出入国在留管理庁(入管)が「留学生に対する管理がしっかりしている学校」と認めた学校のことです。適正校を選ぶメリットは大きく、ビザ申請時の提出書類が少なくて済み、審査もスムーズに進みます。

学校のウェブサイトや募集要項で「適正校」の記載があるかを確認しましょう。不明な場合は、学校に直接問い合わせることをおすすめします。

2. 学習目的に合ったコースがあるか

日本語学校に通う目的は人それぞれです。目的別に確認すべきポイントをまとめました。

学習目的確認すべきポイントおすすめのコース
大学・大学院進学EJU対策、進学指導の実績進学準備コース
日本での就職ビジネス日本語、就職支援ビジネス日本語コース
JLPT取得JLPT対策授業の有無、合格実績JLPT対策コース
日常会話の習得会話中心の授業、少人数クラス一般日本語コース
短期滞在での学習短期コースの柔軟性短期集中コース

大学進学を目指す方はJLPTの各レベルと就職への影響も合わせて確認しておくとよいでしょう。

3. カリキュラムと授業の質

以下の点をチェックしましょう。

  • クラス人数:理想は15〜20人以下。少人数ほど発言機会が増える
  • レベル分け:入学時のテストで適切なクラスに配置されるか
  • 授業時間:午前クラスと午後クラスの選択肢があるか
  • 使用教材:最新の教材を使っているか

4. 生活サポート体制

慣れない日本での生活をサポートしてくれる体制が整っているかは非常に重要です。

  • 学生寮の有無と費用
  • アパート探しの支援
  • アルバイト紹介
  • 多言語対応のスタッフ
  • ビザ更新のサポート
  • 病気やトラブル時の対応

5. 立地と通学のしやすさ

学校の立地は日々の生活に直結します。最寄り駅からの距離、周辺の生活環境(スーパー、コンビニ、病院など)も確認しましょう。

6. 卒業生の進路実績

進学率や就職率は学校の質を測る重要な指標です。ウェブサイトやパンフレットで、卒業生がどの大学や企業に進んだかを確認できます。

7. 口コミと評判

現在通っている学生や卒業生の口コミも参考になります。SNSや留学サイトのレビューをチェックしましょう。ただし、個人の体験は人によって異なるため、複数の意見を総合的に判断することが大切です。

日本語学校の費用を徹底解説

日本語学校の費用は学校やコースによって大きく異なります。ここでは、費用の相場を詳しく解説します。

学費の内訳

日本語学校の費用は以下の項目で構成されています。

費用項目金額の目安備考
入学金(選考料含む)5万〜8万円初年度のみ
授業料(1年間)60万〜80万円学校により異なる
教材費2万〜5万円年間
施設維持費2万〜5万円年間
保険料1万〜2万円年間
合計(1年間)約70万〜100万円-

コース期間別の費用比較

期間学費の目安月額換算
短期(1ヶ月)約8万〜16万円8万〜16万円
短期(3ヶ月)約15万〜25万円5万〜8.3万円
長期(6ヶ月)約35万〜50万円5.8万〜8.3万円
長期(1年)約70万〜100万円5.8万〜8.3万円
長期(2年)約130万〜180万円5.4万〜7.5万円

長期コースのほうが月額換算では割安になる傾向があります。

学費以外にかかる生活費

学費に加えて、以下の生活費も考慮する必要があります。

  • 住居費:月3万〜8万円(寮)、月5万〜10万円(一般のアパート)
  • 食費:月3万〜5万円
  • 交通費:月5,000〜1万円
  • 通信費:月3,000〜5,000円
  • 日用品・雑費:月1万〜2万円

年間の総費用(学費+生活費)は、東京の場合で約220万〜300万円が目安です。住居・生活インフラについても事前に調べておくと安心です。

東京と地方の日本語学校を比較

日本語学校は東京に集中していますが、地方にも優良な学校が多数あります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目東京大阪地方都市
学費(年間)80万〜100万円70万〜90万円60万〜80万円
家賃(月額)6万〜10万円4万〜7万円3万〜5万円
アルバイト時給1,200〜1,500円1,100〜1,300円1,000〜1,200円
学校数非常に多い多い少なめ
生活費高いやや高い安い
アルバイト機会非常に多い多い限られる
日本語を使う機会多い(外国人も多い)多い非常に多い(外国人が少ない)

東京は学校の選択肢やアルバイト先が豊富ですが、生活費が地方の30〜50%増しになります。一方、地方は費用を抑えられるだけでなく、外国人が少ない環境で日本語を使う機会が多いというメリットがあります。

地域別就職ガイドも参考にして、卒業後の進路と合わせて地域を選ぶことをおすすめします。

学費を節約する方法と奨学金制度

日本語学校の費用は決して安くありませんが、いくつかの方法で負担を軽減できます。

奨学金制度を活用する

  • 文部科学省奨学金:国費留学生として選ばれると、学費免除に加えて月額約14万円の生活費が支給される
  • JASSO(日本学生支援機構):月額3万〜8万円の奨学金を受けられる場合がある
  • 学校独自の奨学金:成績優秀者への学費減免制度を設けている学校もある
  • 出身国の奨学金:各国政府が提供する留学奨学金も確認する

アルバイトで生活費を賄う

留学ビザで日本に滞在する場合、「資格外活動許可」を取得すれば週28時間までアルバイトが可能です。夏休みなどの長期休暇中は、1日8時間まで働けます。

時給1,200円で週28時間働いた場合、月収は約13万円になります。生活費の大部分をカバーできますが、学業との両立が重要です。

その他の節約方法

  • 寮のある学校を選ぶ:一般のアパートより費用が安い
  • 地方の学校を選ぶ:学費も生活費も東京より安い
  • 早期出願割引:入学金の割引を提供している学校もある
  • 自炊する:外食を減らすだけで月2〜3万円節約できる

日本語学校選びで失敗しないための注意点

避けるべき学校の特徴

以下のような特徴がある学校は注意が必要です。

  • 授業料が極端に安い(質の低い授業やサポート不足の可能性)
  • ウェブサイトに詳しい情報がない
  • 返金規定が不明確
  • 生徒の国籍が極端に偏っている
  • 適正校ではない

申し込み前にやるべきこと

  1. 複数の学校を比較する:最低3校は資料請求して比較する
  2. オンライン説明会に参加する:多くの学校がオンラインで説明会を実施している
  3. 在校生や卒業生に話を聞く:SNSやフォーラムで実際の体験者を見つける
  4. 返金ポリシーを確認する:ビザが不許可になった場合の返金について確認する
  5. 契約書をよく読む:日本語が難しい場合は、母語のサポートがあるか確認する

日本の労働法・職場の権利と同様に、留学生にも守られるべき権利があります。学校との契約内容はしっかり理解しておきましょう。

日本語学校への入学手続きの流れ

日本語学校への入学は、通常6ヶ月前から準備を始める必要があります。

入学までのタイムライン

時期やるべきこと
入学6ヶ月前学校の調査・比較、問い合わせ
入学5ヶ月前学校決定、書類準備開始
入学4ヶ月前入学申し込み、書類提出
入学3ヶ月前在留資格認定証明書(COE)の申請
入学2ヶ月前COE交付、ビザ申請
入学1ヶ月前ビザ取得、渡航準備
入学日本到着、オリエンテーション

必要な書類

  • パスポートのコピー
  • 最終学歴の卒業証明書
  • 成績証明書
  • 経費支弁書(学費と生活費を支払える証明)
  • 銀行残高証明書
  • 証明写真

書類の準備には時間がかかることもあるため、早めに取りかかることが大切です。在留資格・ビザの基礎知識についても事前に学んでおきましょう。

日本語学校卒業後のキャリアパス

日本語学校を卒業した後のキャリアパスは主に以下の通りです。

  • 大学・大学院への進学:日本語学校で日本語力を高めてから進学する留学生が多い
  • 専門学校への進学:IT、デザイン、ビジネスなどの実践的なスキルを学ぶ
  • 就職:日本語力を活かして日本企業に就職する
  • 帰国:母国で日本語スキルを活かしたキャリアを築く

就職を目指す場合は、在学中からビジネス日本語の基礎を学んでおくと有利です。また、敬語の使い方も早い段階から意識しておくことをおすすめします。

日本語学校での学びは、日本でのキャリアの土台となります。効率的な日本語学習法とおすすめ教材を活用して、学校の授業と組み合わせることで、最短で目標の日本語レベルに到達できるでしょう。

まとめ

日本語学校を選ぶ際は、以下のポイントを必ず確認しましょう。

  • 適正校であることを確認する
  • 自分の学習目的に合ったコースがあるか
  • 費用の総額(学費+生活費)を事前に計算する
  • 生活サポート体制が充実しているか
  • 卒業後の進路実績を確認する

学費は年間70万〜100万円が相場ですが、奨学金やアルバイトを活用すれば負担を軽減できます。東京か地方かの選択も、費用と学習環境の両面から検討してください。

しっかりとした情報収集と比較を行い、自分に最適な日本語学校を見つけて、充実した日本留学を実現させましょう。日本語能力なしで就職できる仕事もありますが、日本語力を身につけることで選択肢は大幅に広がります。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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