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在留資格・ビザの基礎知識完全ガイド

入国管理局での手続きガイド【初めての方向け】

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
入国管理局での手続きガイド【初めての方向け】

入国管理局(出入国在留管理庁)での手続きを初めて行う外国人向けに、必要書類・当日の流れ・待ち時間短縮のコツ・オンライン申請の活用方法を完全解説。在留期間更新や在留資格変更をスムーズに進めるための実践ガイドです。

入国管理局での手続きガイド【初めての方向け】

日本に住む外国人にとって、入国管理局(現:出入国在留管理庁)での手続きは避けて通れないものです。在留資格の更新や変更、永住権の申請など、さまざまな場面で入管を訪れる必要があります。しかし、初めて行く方にとっては「何を準備すればいいの?」「どのくらい時間がかかるの?」と不安に感じることも多いでしょう。

この記事では、入国管理局での手続きを初めて行う方に向けて、事前準備から当日の流れ、待ち時間を短縮するコツまで、すべてを分かりやすく解説します。在留資格の基本について知りたい方は、在留資格・ビザの基礎知識完全ガイドもあわせてご覧ください。

出入国在留管理庁(入管)とは?基本情報まとめ

出入国在留管理庁(略称:入管)は、外国人の出入国管理や在留管理を担当する法務省の外局です。以前は「入国管理局」と呼ばれていましたが、2019年4月に「出入国在留管理庁」として組織が再編されました。

全国に8つの地方出入国在留管理局があり、それぞれの管轄地域をカバーしています。主な拠点は以下の通りです。

管理局名所在地管轄エリア
東京出入国在留管理局東京都港区東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・山梨・長野・新潟
名古屋出入国在留管理局愛知県名古屋市愛知・三重・静岡・岐阜・福井・富山・石川
大阪出入国在留管理局大阪府大阪市大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山・滋賀
福岡出入国在留管理局福岡県福岡市福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄
札幌出入国在留管理局北海道札幌市北海道
仙台出入国在留管理局宮城県仙台市宮城・福島・山形・岩手・秋田・青森
広島出入国在留管理局広島県広島市広島・山口・岡山・鳥取・島根
高松出入国在留管理局香川県高松市香川・愛媛・徳島・高知

自分がどの管理局に行くべきかは、住民登録をしている住所の管轄で決まります。最寄りの出張所でも手続きが可能な場合があるので、出入国在留管理庁の公式サイトで確認しましょう。

入管で行える主な手続き一覧

入管では、外国人の在留に関するさまざまな手続きを行うことができます。主な手続きと、それぞれの概要は以下の通りです。

在留期間更新許可申請は最も一般的な手続きの一つです。現在の在留資格の期限が近づいたら、期限の3か月前から申請が可能です。詳しくは在留期間の更新申請ガイドをご確認ください。

在留資格変更許可申請は、留学生が就職して就労ビザに切り替える場合など、在留資格を変更する際に必要です。在留資格の変更手続き完全マニュアルで詳しく解説しています。

在留資格認定証明書交付申請は、海外から家族を呼び寄せたり、新しく雇用する外国人のために行う手続きです。配偶者ビザ・家族滞在ビザの申請方法もご参照ください。

永住許可申請は、日本に長期間住んでいる方が永住権を取得するための申請です。永住権の取得条件と申請方法で詳細をご覧いただけます。

資格外活動許可申請は、留学生がアルバイトをする際などに必要です。資格外活動許可とは?アルバイトのルール解説をご確認ください。

再入国許可申請は、在留カードを持って一時的に出国し再入国する際に、一定の条件で必要になります。

これらの手続きに必要な書類の一覧は、ビザ申請に必要な書類一覧と準備のコツでまとめています。

入管に行く前の準備【必要書類チェックリスト】

入管での手続きをスムーズに進めるためには、事前準備が非常に重要です。書類の不備があると、再度訪問しなければならないことになります。以下のチェックリストを参考に、必要なものを事前に揃えましょう。

共通で必要なもの:

  • パスポート(有効期限内のもの)
  • 在留カード
  • 申請書(出入国在留管理庁のサイトからダウンロード可能)
  • 証明写真(縦4cm×横3cm、3か月以内に撮影したもの)
  • 手数料用の収入印紙(更新・変更の場合は4,000円)

手続き別に追加で必要な書類:

手続きの種類主な追加書類
在留期間更新課税証明書、納税証明書、在職証明書、住民税の納税証明書
在留資格変更雇用契約書、会社の登記簿謄本、事業計画書
永住許可身元保証書、理由書、過去5年分の課税・納税証明書
家族滞在在職証明書、扶養者の課税証明書、身元保証書
資格外活動許可在学証明書(留学生の場合)

特に注意が必要なのは、課税証明書や納税証明書は市区町村の役所から取得するため、発行に時間がかかることがある点です。在留期限が切れる2か月前には書類の準備を始めることが推奨されています

また、在留カードの見方と管理方法ガイドで在留カードの情報を事前に確認しておくと安心です。

当日の流れ【受付から手続き完了まで】

入管に到着してからの一般的な流れを説明します。初めての方は全体の流れを把握しておくことで、当日のストレスを大幅に軽減できます。

ステップ1:到着・整理券の取得 入管に到着したら、まず整理券(受付番号)を取得します。この際に、申請書やパスポートなどの簡易チェックが行われます。書類に不備がある場合は、この段階で指摘されることがあります。

ステップ2:書類の提出 番号が呼ばれたら窓口に行き、必要書類を提出します。申請書の記入漏れや書類の不足がないか確認されます。

ステップ3:受付票の受け取り 書類が受理されると、受付票(ハガキ)が渡されます。審査結果はこのハガキで通知されるため、大切に保管してください。

ステップ4:結果通知の受け取り 審査が完了すると、ハガキや通知で結果が届きます。許可の場合は入管に再度出向き、新しい在留カードを受け取ります。

受付時間は平日の午前9時から12時、午後1時から4時が一般的です。土日祝日は閉庁していますので注意しましょう。出入国在留管理庁の公式ページで最新の受付時間を確認することをおすすめします。

待ち時間を短くするコツ【経験者のアドバイス】

入管での待ち時間は長いことで有名です。午前9時台に到着しても、お昼過ぎまでかかることも珍しくありません。少しでも待ち時間を短くするためのコツをご紹介します。

開門前に並ぶ 経験者のアドバイスによると、開門時間(通常8時30分)の前に並ぶことが最も効果的です。朝一番で整理券をもらえれば、午前中に手続きが完了する可能性が高まります。

混雑しにくい時期を選ぶ 4月と10月は在留期限が集中するため特に混雑します。可能であれば、これらの時期を避けて訪問しましょう。また、月曜日と金曜日も比較的混みやすい傾向があります。

午後の時間帯を狙う 午前中は混雑しますが、午後(特に14時以降)は比較的空いていることがあります。ただし、受付終了時間(16時)に注意してください。

オンライン申請を活用する 一部の手続きはオンライン在留申請システムで申請可能です。窓口に行かずに手続きができるため、待ち時間を完全にゼロにできます。ただし、利用できる手続きや対象者に制限がありますので、事前に確認が必要です。

行政書士に依頼する 行政書士に依頼するメリットと費用相場の記事でも解説していますが、申請取次の資格を持つ行政書士に依頼すれば、本人が入管に行く必要がなくなります。費用はかかりますが、時間と手間を大幅に節約できます。

オンライン手続きの活用方法【2026年最新】

近年、出入国在留管理庁はデジタル化を積極的に進めています。Japan Todayでも紹介されているように、以下のオンラインサービスが利用可能です。

オンライン在留申請システム 在留期間の更新、在留資格の変更、再入国許可など、主要な手続きをオンラインで申請できます。利用には事前の利用者登録が必要です。対象者は以下の通りです。

  • 所属機関の職員(受入れ企業の人事担当者など)
  • 登録支援機関の職員
  • 弁護士・行政書士

Visit Japan Web 入国時の手続き(入国審査・税関申告)をウェブ上で事前に行うことができるサービスです。2024年1月25日からは入国審査と税関申告の二次元コードが統一され、より便利になりました。

共同キオスク(2025年4月〜) 2025年4月以降、成田空港第3ターミナル・羽田空港・関西空港で共同キオスクの運用が開始されています。個人識別情報と申告情報を同時に提供できるようになり、入国手続きの時間が大幅に短縮されました。

これらのデジタルサービスを活用することで、入管での手続きをより効率的に進めることができます。

よくある失敗と注意点

入管での手続きでよくある失敗を事前に知っておくことで、スムーズな手続きが可能になります。

書類の不備 最も多い失敗は書類の不備です。特に証明写真のサイズ違い、申請書の記入漏れ、必要書類の不足が目立ちます。ビザ申請に必要な書類一覧と準備のコツで事前に確認しましょう。

在留期限の失念 在留期限を過ぎてしまうとオーバーステイとなり、重大な問題になります。オーバーステイのリスクと対処法で詳しく説明していますが、期限の3か月前から更新申請が可能ですので、早めに手続きを開始してください。

収入印紙の買い忘れ 手数料の支払いに必要な収入印紙(4,000円分)は、入管内のコンビニや売店で購入できる場合もありますが、事前に郵便局で購入しておくと確実です。

在留カードの不携帯 16歳以上の外国人は在留カードを常時携帯する義務があります。入管に行く際はもちろん、日常生活でも忘れずに持ち歩きましょう。在留カードの見方と管理方法ガイドもあわせてご確認ください。

管轄外の入管に行ってしまう 住所によって管轄が決まっていますので、必ず自分の住所を管轄する入管に行きましょう。出張所でも手続き可能な場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。

まとめ:スムーズな入管手続きのために

入国管理局(出入国在留管理庁)での手続きは、正しい準備をすれば決して難しいものではありません。以下のポイントを押さえて、効率的に手続きを進めましょう。

  1. 早めの準備:在留期限の2か月前から書類を準備する
  2. 書類の確認:必要書類を事前にチェックリストで確認する
  3. 時間帯の工夫:開門前に並ぶか、午後の空いている時間帯を狙う
  4. オンライン活用:可能な手続きはオンライン申請システムを利用する
  5. 専門家への相談:不安がある場合は行政書士に相談する

日本での就職活動を進めている方は日本での就職活動完全ガイド、就労ビザの種類について詳しく知りたい方は就労ビザ16種類の特徴と取得条件まとめもぜひご覧ください。

入管での手続きに不安がある方は、まず出入国在留管理庁の公式サイトで最新情報を確認し、外国人のための相談窓口も活用してみてください。正しい情報と十分な準備があれば、入管での手続きも安心して進められるはずです。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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