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住居・生活インフラ完全ガイド【外国人向け】

防災・地震対策ガイド【外国人必読】

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
防災・地震対策ガイド【外国人必読】

日本で暮らす外国人向けの防災・地震対策完全ガイド。緊急地震速報の使い方、防災グッズチェックリスト、避難所の探し方、外国人向け多言語相談窓口まで網羅的に解説。年間1,500回の地震が発生する日本で安全に暮らすための必読情報。

防災・地震対策ガイド【外国人必読】

日本は世界有数の地震大国であり、年間約1,500回以上の有感地震が発生しています。日本で生活する外国人にとって、地震や台風、豪雨などの自然災害への備えは、安心して暮らすために欠かせない知識です。この記事では、外国人が日本で安全に暮らすための防災知識、地震対策、避難方法、防災グッズの準備まで、すべてを網羅的に解説します。

住居・生活インフラ完全ガイドで住まいの基本を押さえたら、次はこの防災ガイドで命を守る知識を身につけましょう。

日本の地震リスクと外国人が知るべき基礎知識

日本列島は4つのプレート(太平洋プレート・フィリピン海プレート・ユーラシアプレート・北アメリカプレート)の境界に位置しており、世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約20%が日本周辺で起きています。

地震の規模を示す指標

日本では「震度」と「マグニチュード」の2つの指標で地震の大きさを表します。震度は各地域で感じる揺れの強さ(0〜7の10段階)で、マグニチュードは地震そのもののエネルギーの大きさを示します。震度5弱以上になると、物が落ちたり家具が倒れたりする危険があるため、特に注意が必要です。

外国人が戸惑いやすいポイント

母国で大きな地震を経験したことがない方は、初めての揺れでパニックになりがちです。しかし、日本の建物は世界最高水準の耐震基準で建てられているため、1981年以降に建築された建物であれば、震度6強〜7程度の揺れにも耐える設計になっています。外国人がアパート・マンションを借りる方法で物件を選ぶ際は、建築年数や耐震性もチェックしましょう。

緊急地震速報と情報収集の方法

地震発生時に最も重要なのは、正確な情報を素早く入手することです。日本には高度な早期警報システムが整備されています。

緊急地震速報(J-Alert)

J-Alert(全国瞬時警報システム)は、地震の揺れが届く前に警報を発信するシステムです。スマートフォンに自動的に通知が届き、独特の警報音が鳴ります。初めて聞くと驚きますが、この音が鳴ったら直ちに身を守る行動を取ってください。

外国人向け情報収集アプリ

アプリ名対応言語主な機能料金
NHK World英語・中国語・韓国語ほか17言語地震速報・津波警報・ニュース無料
Safety tips英語・中国語・韓国語ほか14言語地震・津波・気象警報・避難情報無料
特務機関NERV防災日本語(一部英語対応)地震・気象・火山情報をリアルタイム配信無料
Yahoo!防災速報日本語地震・豪雨・避難情報・自治体情報無料
Google マップ多言語対応避難所の場所確認・ルート案内無料

NHK Worldアプリをダウンロードしておけば、英語でJ-Alertの内容を確認できます。日本語に不安がある方は必ずインストールしておきましょう。

大使館への在留届

自国の大使館・領事館に在留届を提出しておくことで、災害発生時に大使館から安否確認や緊急支援の連絡を受けることができます。日本に3ヶ月以上滞在する場合は、必ず在留届を提出してください。在留資格・ビザの基礎知識と合わせて、入国後すぐに手続きしましょう。

地震発生時の正しい行動マニュアル

地震が起きた時にどう行動するかで、被害の大きさは大きく変わります。以下のステップを覚えておきましょう。

屋内にいる場合

  1. まず身を守る — テーブルの下に入り、頭を保護する(Drop, Cover, Hold On)
  2. 揺れが収まるまで待つ — 慌てて外に飛び出さない
  3. 火の元を確認 — ガスの元栓を閉め、コンセントを抜く
  4. 出口を確保 — ドアや窓を開けて避難路を確保する
  5. 正確な情報を確認 — テレビ・ラジオ・アプリで最新情報をチェック

屋外にいる場合

  • ブロック塀や自動販売機など、倒れやすいものから離れる
  • 建物のガラスや看板の落下に注意し、カバンなどで頭を守る
  • 海岸付近にいる場合は、津波の危険があるためすぐに高台へ避難する

電車・地下鉄にいる場合

日本の鉄道は地震を検知すると自動的に停止します。車内アナウンスに従い、勝手にドアを開けたり線路に降りたりしないでください。

エレベーターにいる場合

すべての階のボタンを押し、最初に止まった階で降りてください。閉じ込められた場合は、非常ボタンを押して救助を待ちましょう。

防災グッズの準備【チェックリスト付き】

災害発生後はスーパーやコンビニが営業を休止し、物流も停滞します。最低でも3日分の備蓄を用意しておくことが、首相官邸の防災情報でも推奨されています。

0次の備え(毎日持ち歩くもの)

  • モバイルバッテリー(フル充電)
  • 身分証明書のコピー(在留カード・パスポート)
  • 現金(小銭を含む)
  • 常備薬
  • ホイッスル

1次持ち出し品(避難時にすぐ持ち出すもの)

カテゴリ必要なものポイント
飲料水1人あたり500ml×3本ペットボトルで携帯しやすく
食料カロリーメイト・缶詰・乾パン調理不要なもの
照明LEDヘッドライト・懐中電灯予備電池も忘れずに
情報携帯ラジオ・予備バッテリー手回し充電式が便利
衛生用品ウェットティッシュ・マスク・歯ブラシ避難所生活の必需品
防寒具アルミブランケット・レインコート季節を問わず用意
書類パスポート・在留カードのコピー防水ケースに入れて保管
貴重品現金(1万円程度)・保険証コピー小銭も多めに用意

2次備蓄品(自宅に備えるもの)

  • 飲料水:1人あたり3リットル×3日分(9リットル)
  • 食料:レトルト食品・カップ麺・缶詰を3日分
  • カセットコンロとガスボンベ:停電時の調理用
  • 簡易トイレ:断水時に必要(1人1日5回分×3日=15回分)
  • 衣類・タオル:季節に合わせた着替え

防災グッズはリュックに詰めて玄関付近に置いておくのが基本です。両手が自由に使え、背負って走れる重さにしておきましょう。引っ越しの手続きと注意点の際に、防災グッズの設置場所も計画しておくことをおすすめします。

避難所の探し方と避難生活のポイント

避難所の種類

日本には2種類の避難場所があります。

  • 指定緊急避難場所(一時避難場所):地震発生直後に一時的に身の安全を確保する場所(公園・グラウンドなど)
  • 指定避難所:自宅に帰れない場合に一定期間生活するための施設(学校の体育館・公民館など)

避難所の見つけ方

  1. 防災マップを確認:自治体のホームページや市区町村役場で入手可能
  2. Googleマップで検索:「避難所」で検索すると最寄りの避難所が表示される
  3. 防災アプリを活用:Safety tipsやYahoo!防災速報で避難所情報を確認
  4. 近所の方に聞く:日頃から近所付き合いをしておくと、いざという時に助け合えます

避難所生活で気をつけること

避難所には多くの人が集まるため、文化的な違いに戸惑うこともあるかもしれません。以下の点に注意しましょう。

  • 靴を脱ぐルール:体育館などでは靴を脱いで生活します
  • 静かに過ごす:深夜の会話や電話は控える
  • 食料の配給:平等に分配されるので、並んで待つ
  • 宗教的な食事制限:ハラール対応などが必要な場合は、事前に市区町村に相談するか、自分で備蓄しておく
  • ゴミの分別:避難所でもゴミ分別のルールは守りましょう

自宅の地震対策と安全確認

日頃から自宅の安全対策を行っておくことで、地震による被害を最小限に抑えることができます。東京消防庁の「地震に対する10の備え」も参考にしてください。

家具の転倒防止

  • 背の高い家具(本棚・タンス・食器棚)はL字金具や突っ張り棒で壁や天井に固定
  • テレビやパソコンには耐震マットを敷く
  • 食器棚の扉には耐震ラッチを取り付け、中身が飛び出さないようにする
  • 冷蔵庫の上に重いものを置かない

寝室の安全確認

  • ベッドの上や周囲に重い家具や落下物がないか確認
  • 枕元にスリッパと懐中電灯を置いておく(ガラスの破片から足を守るため)
  • カーテンを閉めて寝ると、ガラスの飛散を防げる

備蓄品の定期見直し

防災グッズは年2回を目安に見直しましょう。9月1日(防災の日)と3月11日(東日本大震災の日)に合わせてチェックする習慣をつけると忘れにくくなります。食品や飲料水の賞味期限を確認し、古いものは日常で消費して新しいものに入れ替える「ローリングストック法」がおすすめです。

外国人が利用できる防災支援・相談窓口

日本には外国人を支援する多言語対応の相談窓口が複数あります。

窓口名電話番号対応言語対応内容
よりそいホットライン0120-279-338英語・中国語・韓国語ほか10言語生活全般の相談
外国人総合相談支援センター0570-013904英語・中国語ほか11言語在留手続き・生活相談
消防・救急119多言語通訳対応あり火事・救急
警察110多言語通訳対応あり犯罪・事故
災害伝言ダイヤル171日本語安否確認メッセージ録音

災害伝言ダイヤル「171」は、災害発生時に電話回線が混雑した場合でも安否確認ができるサービスです。使い方を覚えておきましょう。「171」に電話→「1」を押す→自分の電話番号を入力→メッセージを録音、の手順で利用できます。

日本語能力と語学スキル向上ガイドで日本語力を高めておくと、災害時の情報収集や避難所でのコミュニケーションがスムーズになります。

台風・豪雨・その他の自然災害への備え

日本では地震以外にも、台風・豪雨・洪水・土砂崩れなどの自然災害が頻発します。

台風シーズン(6月〜10月)

  • 台風が接近したら、外出を控え自宅で待機
  • 窓にはテープを貼ったり雨戸を閉めたりして飛散物対策
  • ベランダの物干し竿や植木鉢は室内に取り込む
  • 停電に備えてモバイルバッテリーをフル充電

豪雨・洪水

  • ハザードマップで自宅周辺の浸水リスクを確認(自治体のホームページで入手可能)
  • 川の近くに住んでいる場合は、早めの避難を心がける
  • 地下や半地下に住んでいる場合は、浸水の危険が高いため特に注意

冬季の災害

  • 大雪や凍結による交通障害に注意
  • 公共料金の手続きで暖房設備を確認しておく
  • 停電時の暖房手段(カイロ・湯たんぽなど)を準備

まとめ:日本で安全に暮らすための3つの心がけ

  1. 備える:防災グッズを用意し、避難所の場所を確認しておく
  2. 知る:防災アプリをインストールし、緊急地震速報の意味を理解する
  3. つながる:大使館への在留届、地域のコミュニティへの参加、近所付き合いを大切にする

日本の防災体制は世界トップクラスです。正しい知識を持ち、事前に準備しておけば、災害が起きても冷静に対応できます。この記事を参考に、今日からできることを一つずつ始めてみてください。

家族と日本生活の完全ガイド住居・生活インフラ完全ガイドも合わせてお読みいただき、日本での安心・安全な生活を実現しましょう。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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