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ALT(外国語指導助手)になる方法と条件

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
ALT(外国語指導助手)になる方法と条件

ALT(外国語指導助手)になるための応募条件、必要な資格、JETプログラム・派遣会社・自治体直接雇用の違い、給料・年収、1日のスケジュールまで徹底解説。日本の学校で英語を教えたい外国人のための完全ガイドです。

ALT(外国語指導助手)になる方法と条件【完全ガイド】

日本の小学校・中学校・高校で外国語を教えるALT(外国語指導助手:Assistant Language Teacher)は、日本で働きたい外国人にとって最も人気のある職種の一つです。教員免許がなくても応募できるため、日本での生活を始めるファーストステップとして多くの外国人が選んでいます。

この記事では、ALTになるための具体的な方法、応募条件、給料、雇用形態の違いなど、ALTを目指す方が知っておくべき情報をすべて解説します。これから日本での就職活動を始める方はぜひ参考にしてください。

ALT(外国語指導助手)とは?基本的な役割と仕事内容

ALTとは「Assistant Language Teacher」の略で、日本の学校で外国語(主に英語)の授業をサポートする外国人講師のことです。文部科学省が推進する外国語教育の一環として、全国の公立・私立学校に配置されています。

ALTの主な仕事内容は以下の通りです:

  • ティームティーチング:日本人教師(JTE)と協力して授業を行う
  • 発音指導:ネイティブの発音を生徒に聞かせ、正しい発音を指導する
  • 教材作成:授業で使うワークシートやゲームなどの教材を作成する
  • 異文化交流:自国の文化や習慣について生徒に紹介する
  • 英会話練習:生徒との会話練習やスピーキングテストの実施
  • 学校行事への参加:文化祭、体育祭、遠足などの学校行事に参加する

ALTは正規の教員ではなく「助手」という立場ですが、実際には授業の中心的な役割を担うことも多く、やりがいのある仕事です。詳しい教育業界の情報は英語教師・教育業界で働く完全ガイドもご覧ください。

ALTになるための応募条件と必要な資格

ALTになるために特別な教員免許は必要ありません。ただし、以下の基本条件を満たす必要があります。

必須条件

条件詳細
学歴大学卒業(学士号以上)が必須
国籍特に制限なし(ビザ取得が必要)
語学力英語のネイティブスピーカーまたは同等の英語力
年齢JETプログラムは40歳未満が目安、派遣会社は制限なしが多い
健康状態健康であること(健康診断書の提出が必要な場合あり)
犯罪歴犯罪歴がないこと

あると有利な資格・経験

  • TEFL/TESOL/CELTAなどの英語教授法資格
  • 教育学や言語学の学位
  • 日本語能力(JLPT N3以上が望ましい)
  • 教育経験(塾講師、家庭教師、ボランティアなど)
  • 異文化交流の経験

英語ネイティブでなくても、英語力が十分にあれば応募は可能です。また、中国語やフランス語など、英語以外の外国語のALTとして採用されるケースもあります。

在留資格・ビザについては、ALTとして採用が決まれば「教育」または「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を取得できます。

ALTの3つの雇用形態を徹底比較

ALTの雇用形態は大きく分けて3つあり、それぞれ待遇や働き方が大きく異なります。

項目JETプログラム派遣会社自治体直接雇用
割合約28%約34%約20%
年収(1年目)336万円240万~300万円250万~350万円
契約期間1年(最長5年更新可)1年(更新あり)1年(更新あり)
渡航費支給ありなしが多いなしが多い
社会保険半額負担あり会社によるあり
住居サポートあり(自治体による)なしが多い自治体による
配属先選択不可(地方が多い)ある程度可能応募先による
採用難易度高い(選考が厳しい)比較的低い中程度

JETプログラム

JETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)は、日本政府が主導する国際交流プログラムです。給料が最も高く、待遇も充実しているため最も人気がありますが、選考は厳しく合格率は約30%程度です。

JETプログラムの給料推移:

  • 1年目:336万円
  • 2年目:360万円
  • 3年目:390万円
  • 4年目・5年目:396万円

渡航費の支給や社会保障費の半額負担など、手厚い待遇が特徴です。ただし、配属先は選べず、地方に配属される確率が高いことは覚えておきましょう。

派遣会社(Interac、ALTIA CENTRALなど)

派遣会社を通じたALTは最も一般的な雇用形態です。Interac、ALTIA CENTRAL、Heart Corporationなどの大手派遣会社が全国の学校にALTを派遣しています。

JETプログラムと比べると給料は低めですが、採用のハードルが低く、配属先もある程度希望が通りやすいメリットがあります。

自治体直接雇用

市区町村の教育委員会が直接ALTを雇用するケースです。待遇は自治体によって大きく異なりますが、安定した雇用環境が期待できます。

給料・待遇の詳細については給料・年収・待遇ガイドも参考にしてください。

ALTの応募から採用までの流れ

ALTになるための応募プロセスは、雇用形態によって異なりますが、一般的な流れは以下の通りです。

JETプログラムの場合

  1. 応募(10月~11月頃):在外日本大使館・総領事館を通じて応募
  2. 書類選考(12月~1月):エッセイ、推薦状、成績証明書などの審査
  3. 面接(2月~3月):大使館での面接(英語)
  4. 結果通知(4月):合格者に内定通知
  5. 渡日前研修(6月~7月):オンラインまたは対面での事前研修
  6. 渡日・配属(7月~8月):東京での研修後、各配属先へ

派遣会社の場合

  1. オンライン応募:会社のWebサイトから応募
  2. 書類選考:履歴書・職務経歴書の審査
  3. 面接(オンラインまたは対面):英語力やコミュニケーション能力の確認
  4. デモレッスン:模擬授業の実施(会社による)
  5. 内定・契約:配属先の決定と雇用契約
  6. 研修・配属:会社独自の研修プログラム後に配属

採用シーズンは1月~4月8月~10月が主流です。特にJETプログラムは年1回の募集のため、応募時期を逃さないよう注意してください。

応募書類の書き方については履歴書・職務経歴書の書き方完全ガイドをご覧ください。

ALTの1日のスケジュールと学校生活

ALTの勤務時間は一般的に平日8:00~16:30頃で、授業は1日4~5コマ程度です。

典型的な1日のスケジュール

時間内容
8:00~8:15出勤・職員朝礼
8:30~8:45朝の会(ホームルーム参加)
8:50~12:30午前の授業(3~4コマ)
12:30~13:15昼食(給食を生徒と一緒に食べることが多い)
13:30~15:20午後の授業(1~2コマ)
15:30~16:00清掃時間・教材準備
16:00~16:30翌日の授業準備・事務作業

学校の夏休み・冬休み・春休み期間中は授業がありませんが、出勤して教材作成や研修に参加することが多いです。日本のビジネスマナーについては日本のビジネスマナー・文化完全ガイドも確認しておきましょう。

ALTとして成功するためのポイントと注意点

ALTとして充実したキャリアを築くために、以下のポイントを押さえておきましょう。

成功のポイント

  • 日本語を積極的に学ぶ:授業外でのコミュニケーションが格段に楽になります
  • JTEとの関係構築:チームティーチングの質は日本人教師との関係性に大きく左右されます
  • 教材の引き出しを増やす:ゲーム、アクティビティ、歌など多様な教材を準備しましょう
  • 地域コミュニティに参加:地域のイベントやボランティアに参加して人間関係を広げましょう
  • キャリアプランを考える:ALTの後のキャリアも早めに検討することが大切です

注意点

  • 孤立感:特に地方配属の場合、外国人が少なく孤独を感じることがあります
  • キャリアの天井:ALTは昇進や昇給の余地が限られています
  • 契約の不安定さ:1年契約の更新制であることが多く、雇用の安定性は低いです
  • 文化の違い:日本の学校文化に適応するのに時間がかかることがあります

ALT経験後のキャリアパスとしては、日本での英会話スクール運営、翻訳・通訳、IT業界への転職など多様な選択肢があります。転職・キャリアアップ戦略もぜひチェックしてください。

ALTに関するよくある質問(FAQ)

Q: 教員免許がなくてもALTになれますか? A: はい、ALTに教員免許は不要です。大学卒業(学士号以上)が基本条件です。

Q: 英語ネイティブでなくてもALTになれますか? A: はい、英語力が十分であれば応募可能です。Interacの応募条件では、母語が英語でなくても5年以上の英語学習歴があれば応募できます。

Q: 日本語が話せなくてもALTとして働けますか? A: はい、日本語能力は必須ではありません。ただし、日常会話レベルの日本語ができると生活面で大きく有利です。日本語能力と語学スキル向上ガイドも参考にしてください。

Q: ALTの採用時期はいつですか? A: JETプログラムは毎年10月~11月に募集開始、派遣会社は1月~4月と8月~10月が主な採用シーズンです。

Q: ALTの契約は更新できますか? A: JETプログラムは最長5年まで、派遣会社や自治体も1年ごとの更新が一般的です。

まとめ:ALTは日本で働く外国人の最初の一歩に最適

ALT(外国語指導助手)は、教員免許不要で応募でき、日本の学校文化を体験しながら働ける魅力的な職種です。JETプログラム、派遣会社、自治体直接雇用の3つの雇用形態があり、それぞれメリット・デメリットが異なります。

ALTを目指す方は、まず自分の条件に合った雇用形態を選び、応募時期に合わせて準備を進めましょう。特にJETプログラムは年1回の募集なので、応募条件を早めに確認しておくことをおすすめします。

ALTとしての経験は、日本での長期的なキャリアの基盤となります。求人サイト・転職エージェント活用ガイドも活用して、理想のALTポジションを見つけてください。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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