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英語教師・教育業界で働く完全ガイド

英語以外の言語教師の需要と仕事の探し方

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
英語以外の言語教師の需要と仕事の探し方

日本で中国語・韓国語・フランス語・スペイン語などの言語教師として働く方法を徹底解説。需要状況、求人の探し方、必要な資格、収入アップの戦略まで、英語以外の言語教師を目指す方に必要な情報をすべてまとめました。

英語以外の言語教師の需要と仕事の探し方【日本で活躍するための完全ガイド】

日本で外国語を教える仕事といえば、英語教師がまず思い浮かびますが、実は英語以外の言語教師にも大きなチャンスがあります。日本の外国人労働者数は過去最高の257万人を記録し、前年比11.7%増加しました。多言語化が進む日本社会では、中国語・韓国語・フランス語・スペイン語など、さまざまな言語の教師が求められています。

この記事では、英語以外の言語教師として日本で働くための需要状況、求人の探し方、必要な資格やスキル、そして成功するためのポイントを詳しく解説します。英語教師としてのキャリアについては英語教師・教育業界で働く完全ガイドも参考にしてください。

日本における英語以外の言語教師の需要状況

日本では英語教育が圧倒的に主流ですが、近年は英語以外の言語に対する需要が急速に拡大しています。その背景には、グローバル化の加速、インバウンド需要の増加、そして日本企業の海外進出があります。

需要が高い言語トップ5

言語需要レベル主な学習者層平均時給(目安)
中国語★★★★★ビジネスパーソン・学生2,500〜5,000円
韓国語★★★★☆若者・K-POPファン・主婦2,000〜4,000円
フランス語★★★☆☆学生・ビジネスパーソン3,000〜6,000円
スペイン語★★★☆☆ビジネスパーソン・旅行者2,500〜5,000円
ドイツ語★★☆☆☆学生・研究者3,000〜5,500円

特にアジア圏の言語、とりわけ中国語と韓国語の講師ニーズが急速に高まっています。中国語はビジネスでの需要が高く、韓国語はK-POP・韓国ドラマの人気により若い世代を中心に学習者が増加しています。

外国語を活かした仕事全般については、日本語能力と語学スキル向上ガイドでも詳しく解説しています。

言語別の仕事内容と働き方

英語以外の言語教師の働き方は、教える言語や勤務先によって大きく異なります。ここでは主要な言語別に、具体的な仕事内容と特徴を紹介します。

中国語教師

日本で最も需要が高い英語以外の言語教師が中国語教師です。大手企業の中国進出やインバウンド対応のため、ビジネス中国語のニーズが特に高まっています。ECCなどの大手語学スクールでは、英会話だけでなく中国語の講師派遣サービスも展開しています。

主な勤務先は語学スクール、企業内研修、大学の非常勤講師、オンラインレッスンなどです。HSK(漢語水平考試)の資格を持っていると有利です。

韓国語教師

韓国語教師の需要は、韓流ブームの定着とともに安定的に伸びています。特に20代〜40代の女性を中心に学習者が多く、カジュアルな会話レッスンから本格的なTOPIK対策まで幅広いニーズがあります。

韓国語教師は個人レッスンやグループレッスンでの収入が比較的安定しており、フリーランスとして活動する人も多いです。プライベートレッスンの始め方と料金設定も参考にしてください。

フランス語・スペイン語・ドイツ語教師

ヨーロッパ系言語の教師は、大学や語学スクールでの需要が中心です。フランス語はフランス文化への関心やビジネス需要から、スペイン語は世界的な話者数の多さとラテンアメリカとの経済関係から、ドイツ語は工学・医学分野の学術需要から、それぞれ一定のニーズがあります。

英語以外の言語教師に必要な資格とスキル

言語教師として日本で働くためには、いくつかの資格やスキルが必要です。資格・スキルアップ完全ガイドも合わせてご確認ください。

必須条件

  • ネイティブレベルの語学力: 教える言語のネイティブまたはネイティブに近い運用能力
  • 教授法の知識: 外国語教授法(TESOL相当)の知識や経験
  • 日本語能力: 生活や業務に必要な日本語力(JLPT N2以上推奨)
  • 適切なビザ: 就労可能な在留資格(技術・人文知識・国際業務ビザなど)

推奨資格

言語推奨資格取得難易度
中国語HSK6級・中国語検定1級高い
韓国語TOPIK6級・韓国語能力検定1級高い
フランス語DALF C1以上・仏検1級高い
スペイン語DELE C1以上・西検1級高い
ドイツ語TestDaF・独検1級高い

外国語の検定資格は2級程度以上を取得しておくと、採用に有利に働きます。また、大学院の修士号を持っていると、大学での採用チャンスが広がります。

ビザの取得方法については技術・人文知識・国際業務ビザの取得方法をご覧ください。

求人の探し方と応募のコツ

英語以外の言語教師の求人は、英語教師ほど多くはありませんが、適切な方法で探せば十分に見つかります。ここでは効果的な求人の探し方を紹介します。

オンライン求人サイト

英語以外の言語教師の求人を見つけるためのおすすめサイトをまとめました。

サイト名特徴URL
ハロー先生ドットコム47都道府県で16言語の先生を検索可能hello-sensei.com
Indeed Japan「中国語講師」「韓国語教師」で検索indeed.co.jp
Teach Away日本の語学教師求人を掲載teachaway.com
Michael Page Japan語学力を活かせる仕事専門michaelpage.co.jp

その他の求人サイトの活用法は求人サイト・転職エージェント活用ガイドを参照してください。

語学スクールへの直接応募

大手語学スクールでは英語以外の言語講師を常時募集していることが多いです。以下のスクールに直接問い合わせてみましょう。

  • ECC外語学院: 英語以外に中国語・韓国語・フランス語なども対応
  • Berlitz: 多言語レッスンを提供する国際的な語学スクール
  • NOVA: 英語以外の言語コースも展開中
  • アテネ・フランセ: フランス語専門の老舗語学学校

大学・専門学校の非常勤講師

大学や専門学校で非常勤講師として働く方法もあります。非常勤講師として経験を積んでから専任講師に昇格するケースが多いです。大学・専門学校の教員になる方法と条件で詳しく紹介しています。

大学のポジションを探す場合は、JREC-IN(研究者人材データベース)や各大学のウェブサイトの採用情報をチェックしましょう。

ネットワーキングの活用

言語教師のコミュニティやイベントに参加することで、口コミでの求人情報を得られることもあります。ネットワーキング・コミュニティ活用ガイドも参考にしてください。

収入を最大化するための戦略

英語以外の言語教師は英語教師と比べて求人数は少ないものの、ニッチな市場であるためプレミアム価格を設定できることもあります。

収入源の多角化

言語教師として安定した収入を得るには、複数の収入源を持つことが重要です。

  1. 語学スクールでの勤務: 安定した月収の確保
  2. プライベートレッスン: 高単価(3,000〜8,000円/時間)が期待できる
  3. オンラインレッスン: italki・Preplyなどのプラットフォームを活用
  4. 企業内研修: ビジネス向け語学研修の講師として高報酬を狙える
  5. 翻訳・通訳業務: 語学力を活かした副業

オンライン英語講師として稼ぐ方法の記事で紹介している手法は、他の言語にも応用可能です。

専門分野の確立

ビジネス中国語、医療フランス語、観光スペイン語など、特定の分野に特化することで、差別化を図り高い報酬を得ることができます。キャリアアップ戦略も参考にしてください。

フリーランス vs 雇用:どちらが良いか?

英語以外の言語教師は、フリーランスとして活動する人と、語学スクールや教育機関に雇用されて働く人に分かれます。

比較項目フリーランス雇用(語学スクール等)
収入の上限高い(自分で価格設定)中程度(時給固定)
収入の安定性不安定(生徒数に依存)安定(月給保証)
自由度高い(時間・場所を選べる)低い(スケジュール固定)
ビザサポートなし(自分で手配)あり(会社がサポート)
社会保険自己負担会社負担あり
集客自分で行うスクールが集客

フリーランスとして独立を考えている方は、起業・フリーランスとして日本で働くガイドをご覧ください。税金や社会保険については税金・社会保険・年金の完全ガイドも重要な情報源です。

英語以外の言語教師のキャリアパス

言語教師としてのキャリアは、長期的に発展させることができます。

ステップ1: 非常勤・パートタイム講師(1〜2年目)

まずは語学スクールやオンラインプラットフォームで経験を積みましょう。この段階では生徒のフィードバックを集め、教授法を磨くことが大切です。

ステップ2: 専任講師・フルタイム(3〜5年目)

実績を積んだら、語学スクールの専任講師や大学の常勤講師を目指しましょう。安定した収入と福利厚生が得られるようになります。教育業界の福利厚生と休暇制度もチェックしてみてください。

ステップ3: 独立・事業拡大(5年目以降)

十分な経験とネットワークを築いたら、独自の語学教室の開業やオンラインコースの開発に挑戦できます。教材開発や検定試験対策の専門家として、より高い収入を目指すことも可能です。

言語教師以外のキャリアにも興味がある方は、英語教師からのキャリアチェンジ先と方法を参考にしてください。

まとめ:英語以外の言語教師として日本で成功するために

英語以外の言語教師として日本で働くことは、十分に実現可能なキャリアパスです。特に中国語と韓国語は需要が急速に伸びており、フランス語・スペイン語・ドイツ語なども一定の市場があります。

成功のための重要ポイントをまとめると:

  • 高い語学力と教授法の知識を身につける
  • 適切なビザと資格を準備する(在留資格・ビザの基礎知識完全ガイド参照)
  • 複数の求人チャネルを活用して仕事を探す
  • 収入源を多角化して安定した生活基盤を築く
  • 専門分野を確立して差別化を図る
  • 日本語能力も向上させてコミュニケーション力を高める

日本での就職活動全般については日本での就職活動完全ガイドを、業界全体のトレンドについては外国人が活躍する業界トレンド【2026年版】をご覧ください。

英語以外の言語教師という選択肢は、ユニークな強みを活かして日本で充実したキャリアを築く素晴らしい方法です。ぜひこのガイドを参考に、一歩を踏み出してみてください。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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