TEFL・TESOL資格の取得方法と必要性

TEFL・TESOL資格の違い、取得方法、費用、おすすめスクールを徹底解説。日本で英語教師として働くための資格選び、オンラインでの取得手順、キャリアパスまで網羅した完全ガイドです。120時間コースの詳細も紹介。
TEFL・TESOL資格の取得方法と必要性|英語教師として働くための完全ガイド
日本で英語教師として活躍したい外国人にとって、TEFL(Teaching English as a Foreign Language)やTESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)の資格は、キャリアを大きく左右する重要な要素です。世界で20億人以上が英語を学んでいると言われる現在、英語教師の需要はますます高まっています。
この記事では、TEFL・TESOL資格の違いや取得方法、費用、日本での活用方法まで、英語教師を目指す方に必要な情報を網羅的に解説します。これから英語教師・教育業界で働くことを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
TEFL・TESOLとは?基本的な意味と違い
TEFL・TESOLは、英語を母語としない人々に英語を教えるための国際的な資格・教授法です。それぞれの正式名称と違いを理解することが、適切な資格選びの第一歩になります。
TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は、英語を母語としない人に英語を教える教授法全般を指す総称です。英語圏・非英語圏を問わず、あらゆる環境での英語教育をカバーします。
TEFL(Teaching English as a Foreign Language)は、日本や中国、韓国など非英語圏の国で英語を教えるための資格・教授法です。TESOLの中でも特に非英語圏での教育に焦点を当てています。
TESL(Teaching English as a Second Language)は、英語が第二言語として使用される国(フィリピンやインドなど)での英語教育に特化した分野です。
実際の現場では、TEFLとTESOLはほぼ同義で扱われることが多く、日本で英語を教える場合はどちらの資格でも問題ありません。
| 資格名 | 正式名称 | 対象地域 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| TESOL | Teaching English to Speakers of Other Languages | 英語圏・非英語圏 | 英語教授法の総称 |
| TEFL | Teaching English as a Foreign Language | 非英語圏(日本、中国等) | 外国語としての英語教育 |
| TESL | Teaching English as a Second Language | 第二言語圏(フィリピン等) | 第二言語としての英語教育 |
| CELTA | Certificate in English Language Teaching to Adults | 世界共通 | ケンブリッジ大学認定の最高峰資格 |
| DELTA | Diploma in English Language Teaching to Adults | 世界共通 | 上級教師向けの高度な資格 |
TEFL・TESOL資格の種類とレベル別ガイド
英語教師資格にはさまざまなレベルがあり、自分の経験や目標に合ったものを選ぶことが重要です。主な資格をレベル別に解説します。
初級資格(Certificate)
英語指導未経験者が最初に取得すべき資格です。120時間の学習が業界標準とされ、ほとんどの雇用主が求める最低要件となっています。
- 必要な英語力: CEFR B1〜B2(英検2級〜準1級相当)
- 取得期間: 留学で約1ヶ月、オンラインで3〜6ヶ月
- 費用: オンラインで120〜200ドル(海外直接申込の場合)
中級資格(CELTA・Trinity CertTESOL)
CELTA(Certificate in English Language Teaching to Adults)は、ケンブリッジ大学が認定するTEFL最高峰の資格です。国際的な評価が非常に高く、世界中の語学学校で優遇されます。
- 必要な英語力: CEFR C1以上(英検1級相当)
- 取得期間: フルタイムで4〜5週間、パートタイムで3〜6ヶ月
- 費用: 約20〜50万円(留学の場合)
上級資格(DELTA・Trinity DipTESOL・修士号)
すでに教師経験のある方のスキルアップに最適な資格です。管理職やカリキュラム開発などのキャリアパスを開くことができます。
日本でのTEFL・TESOL資格の取得方法
日本国内にはTESOLの資格を取得できる通学制のスクールがないため、主にオンラインまたは海外留学の2つの方法があります。それぞれのメリット・デメリットを確認しましょう。
オンラインでの取得(おすすめ)
オンラインコースは、働きながらでも自分のペースで学習できるのが最大のメリットです。1日1時間程度の学習で、無理なく資格取得が可能です。
オンラインのメリット:
- 自分のスケジュールに合わせて学習可能
- 費用が比較的安い(120〜200ドル程度)
- 通勤・通学の必要がない
- 仕事を辞めずに取得できる
オンラインのデメリット:
- 実習経験が限られる
- 自己管理能力が求められる
- 対面でのフィードバックが少ない
海外留学での取得
留学プログラムは、集中的に学べるため短期間での取得が可能です。特にCELTA取得を目指す場合は、留学が一般的な選択肢です。
留学のメリット:
- 実習を含む実践的な学習
- ネイティブ講師からの直接指導
- 国際的なネットワーク構築
- 短期間(1ヶ月程度)で集中取得
留学のデメリット:
- 費用が高額(20〜50万円+渡航費・生活費)
- 仕事を休む必要がある
- 渡航手続きが必要
| 取得方法 | 期間 | 費用 | 実習 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| オンライン(海外直接) | 2〜3ヶ月 | 120〜200ドル | なし | ★★★★☆ |
| オンライン(日本代理店) | 2〜3ヶ月 | 5〜6万円 | なし | ★★★☆☆ |
| 留学(Certificate) | 1ヶ月 | 20〜50万円 | あり | ★★★★★ |
| 留学(CELTA) | 1〜6ヶ月 | 30〜60万円 | あり | ★★★★★ |
おすすめのTEFL・TESOLオンラインスクール
信頼性の高いオンラインスクールを選ぶことが、質の高い資格取得の鍵です。認定機関の確認を必ず行いましょう。
The TEFL Academy
2022年〜2025年の実績で人気No.1のスクールです。168時間コースはケンブリッジ大学認定のCELTAと同じ英国政府資格単位枠組みレベル5の認証を受けています。ネイティブスピーカーも多く参加するプログラムを提供しています。
International TEFL Academy
アメリカを拠点とする大手TEFL認定機関で、世界中に卒業生のネットワークを持っています。就職サポートも充実しており、海外での教職探しをサポートしてくれます。
World TESOL Academy
リーズナブルな価格でTESOL資格を取得できるオンラインスクールです。認定を受けた120時間コースを提供しており、入門レベルの方に最適です。
スクール選びの際は、以下のポイントを確認してください:
- 認定機関: どの国際機関に認定されているか
- コース時間: 最低120時間のコースを選ぶ
- サポート体制: チューターによる個別指導があるか
- 就職支援: 卒業後のキャリアサポートがあるか
- 口コミ・評判: 実際の受講者の評価
TEFL・TESOL資格を取得するメリット
資格取得には時間と費用がかかりますが、キャリアの面で多くのメリットがあります。特に日本で英語教師として長期的に活躍したい方にとって、資格は大きな武器になります。
就職・転職で有利になる
TEFL・TESOL資格を持っていると、語学学校やインターナショナルスクールへの就職で大きなアドバンテージとなります。特にJETプログラムや大手英会話スクールでは、資格保有者を優遇する傾向があります。日本の求人市場では、資格の有無が書類選考の段階で差をつけることも少なくありません。
給与・待遇が向上する
資格保有者は、無資格の教師と比べて月額2〜5万円程度の給与差が生じることがあります。また、ボーナスや昇進の機会も増えるため、長期的な収入面でのメリットは大きいです。
教授スキルが向上する
資格取得のプロセスで、レッスンプランの作成、クラスルームマネジメント、異文化理解などの実践的なスキルが身につきます。これらのスキルは、日々の教育現場で直接活かすことができます。
国際的なキャリアの幅が広がる
TEFL・TESOL資格は世界30カ国以上で認められており、日本だけでなく海外での教職にも道が開けます。将来的に他の国で英語を教えたい場合にも、強力な資格として機能します。
日本での英語教師のキャリアパスと資格の活用
TEFL・TESOL資格を取得した後、日本ではさまざまなキャリアパスが開かれます。自分の目標に合った道を選びましょう。
ALT(Assistant Language Teacher)
公立学校で日本人の英語教師をサポートするポジションです。JETプログラムや派遣会社を通じて採用されます。TEFL・TESOL資格があると、採用時に有利です。適切な就労ビザの取得も必要になります。
英会話スクール講師
大手英会話チェーンや個人経営のスクールで働くポジションです。資格保有者は採用面で優遇され、より良い条件でのスタートが可能です。面接対策をしっかり行いましょう。
プライベートレッスン・フリーランス
資格と経験を活かして、個人で英語レッスンを提供することも可能です。オンラインレッスンの需要も高まっており、フリーランスとして独立する道もあります。
大学・教育機関の専任講師
上級資格(DELTA・修士号)と豊富な経験を積めば、大学や専門学校での専任講師ポジションも目指せます。安定した雇用条件と高い給与が魅力です。
資格取得前に知っておくべき注意点
TEFL・TESOL資格の取得を決める前に、いくつかの重要なポイントを確認しておきましょう。
認定機関の信頼性を確認する
TESOLの有資格者といっても、資格の質にはかなりの幅があります。安価なオンラインコースの中には、国際的に認められていないものもあるため、必ず認定機関を確認してください。信頼性のある認定としては、以下が挙げられます:
- 英国政府認定(Ofqual): イギリス政府の資格認定機関
- Cambridge Assessment English: ケンブリッジ大学の認定
- Trinity College London: トリニティ・カレッジの認定
- ACCET(米国): アメリカの認定機関
ビザの種類と要件を確認する
日本で英語教師として働くためには、適切な在留資格が必要です。技術・人文知識・国際業務ビザが一般的ですが、大学卒業の学歴も求められることがあります。TEFL・TESOL資格だけでは就労ビザの要件を満たせない場合もあるため、在留資格の基礎知識を事前に確認しておきましょう。
日本語能力も重要
英語教師であっても、日本で生活・仕事をする上で基本的な日本語能力は必要です。特にALTや英会話スクールでは、同僚や保護者とのコミュニケーションに日本語が求められることがあります。日本のビジネスマナーの理解も重要です。
継続的なスキルアップが必要
資格取得はゴールではなく、スタート地点です。資格・スキルアップを続けることで、キャリアの幅が広がります。ウェビナーへの参加、学会での発表、上級資格の取得など、常に学び続ける姿勢が求められます。
まとめ:TEFL・TESOL資格で英語教師キャリアを切り開こう
TEFL・TESOL資格は、日本で英語教師として活躍するための強力な武器です。120時間のオンラインコースなら、働きながらでも2〜3ヶ月で取得可能で、費用も120〜200ドル程度と比較的リーズナブルです。
資格選びのポイントは、認定機関の信頼性、コース内容の充実度、そして自分のキャリア目標との一致です。初めて取得する方には120時間以上のオンラインTEFL/TESOLコースを、より高いレベルを目指す方にはCELTAや留学プログラムをおすすめします。
日本の英語教育市場は今後もさらに拡大が見込まれており、質の高い資格を持つ英語教師の需要は高まる一方です。今こそ資格取得に向けて一歩を踏み出し、英語教師としてのキャリアを本格的にスタートさせましょう。
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