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介護・医療業界で働く完全ガイド

介護の仕事で使える日本語フレーズ集

ブイ レ クアンブイ レ クアン公開日:2026年2月25日更新日:2026年2月28日
介護の仕事で使える日本語フレーズ集

介護現場で外国人が使える日本語フレーズを場面別に紹介。食事介助・入浴介助・排泄介助・移動介助・緊急時・介護記録まで、読み方付きで実践的なフレーズを網羅。外国人介護士が現場ですぐに活用できる完全ガイドです。

介護の仕事で使える日本語フレーズ集【外国人介護士必携】

日本の介護現場で働く外国人にとって、利用者やスタッフとのコミュニケーションは最も重要なスキルの一つです。適切な日本語フレーズを身につけることで、利用者に安心感を与え、チームとの連携もスムーズになります。本記事では、介護の各場面で実際に使えるフレーズを場面別に整理し、すぐに現場で活用できるようまとめました。日本語能力と語学スキル向上ガイドと合わせて活用してください。

介護現場で日本語フレーズが重要な理由

介護の仕事では、利用者(りようしゃ)の身体に直接触れるケアを行うため、事前の声かけが欠かせません。声かけなしにいきなり体に触れると、利用者は驚いて不安を感じたり、転倒などの事故につながる危険があります。

特に外国人介護士の場合、日本語レベルが十分でないと、利用者との信頼関係を築くのが難しくなります。しかし、現場で頻繁に使うフレーズをしっかり覚えておけば、日本語が完璧でなくても安心して業務をこなせます。

声かけの基本原則として覚えておきたいポイントは以下の通りです。

  • ゆっくり、はっきり話す:高齢者はテンポが速い会話や高い声が聞き取りにくい場合があります
  • 丁寧語(「〜です」「〜ます」)を基本にする:複雑な敬語よりもシンプルな丁寧語のほうが伝わりやすい
  • 笑顔でアイコンタクトを取る:言葉だけでなく、表情や態度も大切なコミュニケーション手段です
  • 相手の反応を確認する:一方的に話すのではなく、理解しているか確認しながら進める

基本の挨拶・日常会話フレーズ

介護現場での1日は、利用者への挨拶から始まります。以下のフレーズは毎日使う基本表現です。

場面日本語フレーズ読み方英語の意味
朝の挨拶おはようございますohayou gozaimasuGood morning
体調確認ご気分はいかがですか?go-kibun wa ikaga desu ka?How are you feeling?
手伝いの申し出お手伝いしましょうか?o-tetsudai shimashou ka?May I help you?
励まし無理をなさらないでくださいmuri wo nasaranaide kudasaiPlease don't overexert yourself
褒めるお元気そうですねo-genki sou desu neYou look well
別れの挨拶また明日お会いしましょうmata ashita o-ai shimashouSee you tomorrow
感謝ありがとうございますarigatou gozaimasuThank you
お詫び申し訳ございませんmoushiwake gozaimasenI'm sorry

これらの基本フレーズは、日本のビジネスマナー・文化完全ガイドでも紹介している敬語の基本に通じるものです。まずはこの8つを完璧に使えるようにしましょう。

食事介助で使えるフレーズ

食事介助は利用者にとって楽しみの時間であり、心地よい声かけが食欲を促進します。介護現場での声かけテクニックによると、メニューの説明から会話を広げることが効果的です。

食事前のフレーズ

  • 「お食事の時間ですよ」(o-shokuji no jikan desu yo)
  • 「今日のメニューは○○ですよ」(kyou no menyuu wa ○○ desu yo)
  • 「手を洗いましょうか」(te wo araimashou ka)
  • 「エプロンをつけますね」(epuron wo tsukemasu ne)
  • 「お席にご案内しますね」(o-seki ni go-annai shimasu ne)

食事中のフレーズ

  • 「おいしいですか?」(oishii desu ka?)
  • 「ゆっくり召し上がってくださいね」(yukkuri meshiagatte kudasai ne)
  • 「お茶はいかがですか?」(o-cha wa ikaga desu ka?)
  • 「もう少し召し上がりますか?」(mou sukoshi meshiagarimasu ka?)
  • 「熱いので気をつけてくださいね」(atsui node ki wo tsukete kudasai ne)

食事後のフレーズ

  • 「ごちそうさまでした」(gochisousama deshita)
  • 「お口を拭きましょうか」(o-kuchi wo fukimashou ka)
  • 「お薬の時間です」(o-kusuri no jikan desu)
  • 「たくさん食べられましたね」(takusan taberaremashita ne)

食事中は利用者の飲み込み具合や表情を観察しながら、適切なペースで声かけを行うことが大切です。

入浴介助で使えるフレーズ

入浴介助は利用者のプライバシーに最も配慮が必要な場面です。介護現場での声かけ実践テクニックによると、「お風呂」という直接的な言葉を避けて誘うことで、入浴拒否を減らせることがわかっています。

入浴の誘導フレーズ

  • 「少し温まりませんか?」(sukoshi atatamarimasen ka?)— 直接的に「お風呂」と言わない表現
  • 「さっぱりしませんか?」(sappari shimasen ka?)
  • 「お湯加減はいかがですか?」(o-yu kagen wa ikaga desu ka?)
  • 「お着替えを手伝いますね」(o-kigae wo tetsudaimasu ne)

入浴中のフレーズ

  • 「お湯をかけますね」(o-yu wo kakemasu ne)
  • 「背中を洗いますね」(senaka wo araimasu ne)
  • 「滑りやすいので気をつけてくださいね」(suberi yasui node ki wo tsukete kudasai ne)
  • 「お湯は熱くないですか?」(o-yu wa atsuku nai desu ka?)
  • 「頭を洗いますね。お顔にかからないようにしますね」(atama wo araimasu ne. o-kao ni kakaranai you ni shimasu ne)

入浴後のフレーズ

  • 「体を拭きましょうね」(karada wo fukimashou ne)
  • 「温まりましたか?」(atatamarimashita ka?)
  • 「髪を乾かしましょうか」(kami wo kawakashimashou ka)
  • 「水分を取りましょうね」(suibun wo torimashou ne)

入浴前には必ず「これからお体に触れますね」と伝え、利用者の心の準備を促すことが重要です。

排泄介助で使えるフレーズ

排泄介助は利用者の自尊心に最も配慮が必要な場面です。ニオイや汚れについては絶対に触れず、利用者が恥ずかしい思いをしないよう細心の注意を払います。恥ずかしさから排泄を我慢すると、便秘や健康トラブルにつながることがあります。

トイレ誘導のフレーズ

  • 「お手洗いに行きませんか?」(o-tearai ni ikimasen ka?)
  • 「お手洗いにご案内しますね」(o-tearai ni go-annai shimasu ne)
  • 「立ち上がりますよ。せーの」(tachiagarimasyu yo. see-no)
  • 「手すりにつかまってくださいね」(tesuri ni tsukamatte kudasai ne)

介助中のフレーズ

  • 「下着を替えましょうね」(shitagi wo kaemashou ne)— おむつ交換時の表現
  • 「ゆっくりで大丈夫ですよ」(yukkuri de daijoubu desu yo)
  • 「終わったら呼んでくださいね」(owattara yonde kudasai ne)
  • 「お体を拭きますね」(o-karada wo fukimasu ne)
  • 「寒くありませんか?」(samuku arimasen ka?)

排泄後のフレーズ

  • 「すっきりしましたか?」(sukkiri shimashita ka?)
  • 「手を洗いましょうね」(te wo araimashou ne)
  • 「お部屋に戻りましょうか」(o-heya ni modorimashou ka)

排泄介助では「汚い」「臭い」などのネガティブな言葉は絶対に使ってはいけません。常に明るく、自然な態度で接することが大切です。

移動・移乗介助で使えるフレーズ

移動介助では安全確認の声かけが事故防止に直結します。利用者の身体に触れる前に、必ず声をかけてから行動しましょう。

場面フレーズ読み方
立ち上がり立ちますよ、いきますよtachimasu yo, ikimasu yo
車椅子移乗車椅子に移りましょうねkurumaisu ni utsurimashou ne
歩行介助ゆっくり歩きましょうねyukkuri arukimashou ne
段差注意段差がありますよdansa ga arimasu yo
方向転換右に曲がりますねmigi ni magarimasu ne
ベッド移動ベッドに横になりましょうねbeddo ni yoko ni narimashou ne
体位変換体の向きを変えますねkarada no muki wo kaemasu ne
安全確認痛いところはありませんか?itai tokoro wa arimasen ka?

移乗(いじょう)はベッドから車椅子、車椅子からトイレなどの乗り移り動作のことです。介護の基本用語として必ず覚えておきましょう。介護・医療業界で働く完全ガイドでも、移乗技術は重要なスキルとして紹介されています。

緊急時・体調不良時のフレーズ

緊急時には迅速かつ正確なコミュニケーションが求められます。以下のフレーズは必ず覚えておきましょう。

体調確認

  • 「どこか痛いですか?」(doko ka itai desu ka?)
  • 「気分が悪いですか?」(kibun ga warui desu ka?)
  • 「息苦しくないですか?」(iki-gurushiku nai desu ka?)
  • 「めまいはしませんか?」(memai wa shimasen ka?)
  • 「熱がありますね」(netsu ga arimasu ne)

緊急対応

  • 「大丈夫ですか!」(daijoubu desu ka!)
  • 「すぐに看護師を呼びます」(sugu ni kangoshi wo yobimasu)
  • 「動かないでください」(ugokanaide kudasai)
  • 「救急車を呼びます」(kyuukyuusha wo yobimasu)
  • 「○○さんが転倒しました」(○○-san ga tentou shimashita)— スタッフへの報告

緊急時のフレーズは、Japan Foundation の「NIHONGO de CARE-NAVI」でも学ぶことができます。日英対応のワードブックが無料で利用できるので、ぜひ活用してください。

介護記録・申し送りで使えるフレーズ

介護記録の作成は外国人介護士にとって最も難しいタスクの一つです。漢字を完全に習得できていない場合、記録作成や申し送りに時間がかかることがあります。以下の定型表現を覚えておくと便利です。

記録でよく使う表現

日本語読み方意味
バイタルサイン測定baitaru sain sokuteiVital signs measurement
体温○○度taion ○○ doBody temperature ○○°C
血圧○○/○○ketsuatsu ○○/○○Blood pressure ○○/○○
食事摂取量shokuji sesshu ryouMeal intake amount
全量摂取zenryou sesshuAte everything
半量摂取hanryou sesshuAte half
排尿ありhainyou ariUrination recorded
排便ありhaiben ariBowel movement recorded
良眠ryouminSlept well
不穏fuonRestless/agitated
特変なしtokuhen nashiNo significant changes

申し送りフレーズ

  • 「○○さん、昨夜は良眠されていました」(○○-san, sakuya wa ryoumin sarete imashita)
  • 「食事は半量摂取でした」(shokuji wa hanryou sesshu deshita)
  • 「午前中に入浴されています」(gozenchuu ni nyuuyoku sarete imasu)
  • 「特に変わりはありません」(toku ni kawari wa arimasen)

記録作成のスキルを向上させるには、資格・スキルアップ完全ガイドで紹介している介護福祉士の資格勉強も効果的です。

利用者の家族とのコミュニケーション

利用者のご家族との会話も介護士の重要な役割です。丁寧で安心感を与える言葉遣いを心がけましょう。

  • 「本日も○○さんはお元気ですよ」(honjitsu mo ○○-san wa o-genki desu yo)
  • 「お食事もしっかり召し上がっていますよ」(o-shokuji mo shikkari meshiagatte imasu yo)
  • 「何かご心配なことはございますか?」(nanika go-shinpai na koto wa gozaimasu ka?)
  • 「○○さん、ご家族がいらっしゃいましたよ」(○○-san, go-kazoku ga irasshaimashita yo)— 面会時
  • 「お気をつけてお帰りくださいませ」(o-ki wo tsukete o-kaeri kudasaimase)

家族対応では、より丁寧な敬語表現が求められます。介護・医療業界で働く完全ガイドで業界全体の理解を深めることも大切です。

日本語フレーズを効率よく覚えるコツ

介護の日本語フレーズを効率よく習得するために、以下の学習法をおすすめします。

おすすめの学習リソース

  1. 「はじめて学ぶ介護の日本語」シリーズ:施設・体・介護・制度の言葉を体系的に学べる教材
  2. 「にほんごをまなぼう」無料webサイト:日本の介護スキルを学べる無料テキスト
  3. 国際厚生事業団の学習ツール:介護専門学習のための公式教材

効率的な学習のポイント

  • 場面ごとにまとめて覚える:食事・入浴・排泄など、場面に分けて学習すると記憶に残りやすい
  • シャドーイングで練習する:先輩スタッフの声かけを聞いて、そのまま真似して練習する
  • カードを作って携帯する:よく使うフレーズをカードに書いて、休憩時間に復習する
  • 毎日1つ新しいフレーズを覚える:無理をせず、1日1フレーズのペースで着実に語彙を増やす

日本語力を総合的に高めたい方は、日本語能力と語学スキル向上ガイドも参考にしてください。また、介護の仕事に必要な特定技能ビザの情報も合わせて確認しておくと安心です。

まとめ:フレーズを覚えて信頼される介護士に

介護の仕事で使える日本語フレーズは、利用者との信頼関係を築く最も重要なツールです。完璧な日本語を話す必要はありません。大切なのは、相手を思いやる気持ちを言葉に乗せることです。

本記事で紹介したフレーズのポイントをまとめると:

  • 基本の挨拶は毎日の信頼関係づくりの土台
  • 食事・入浴・排泄の各場面で適切な声かけを使い分ける
  • 緊急時のフレーズは安全のために必ず暗記する
  • 介護記録の定型表現は業務効率化に直結する
  • 家族対応ではより丁寧な表現を心がける

これらのフレーズを一つずつ覚えていけば、利用者からもスタッフからも信頼される介護士になれます。介護・医療業界で働く完全ガイドで業界全体の知識も身につけながら、日々の業務に活かしていきましょう。

ブイ レ クアン
ブイ レ クアン

ベトナム出身、来日16年以上。名古屋大学卒業後、J*(日本企業)・A*(外資系企業)で11年の実務経験。外国人の日本就労情報を発信。

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