携帯電話・SIMカードの契約方法ガイド

外国人が日本で携帯電話・SIMカードを契約する方法を徹底解説。大手キャリア・格安SIM・プリペイドSIMの比較、必要書類、契約手順、注意点まで、仕事で使える携帯選びの完全ガイドです。楽天モバイルやモバルなど外国人におすすめのサービスも紹介します。
携帯電話・SIMカードの契約方法ガイド【外国人向け完全解説】
日本で生活する外国人にとって、携帯電話やSIMカードの契約は最も重要な手続きの一つです。仕事の連絡、銀行口座の開設、各種行政手続きなど、あらゆる場面で電話番号が必要になります。しかし、日本の携帯電話市場は独特のシステムを持ち、外国人にとっては分かりにくい部分も多いのが現実です。
この記事では、外国人が日本で携帯電話・SIMカードを契約するために必要な知識を、ステップごとに徹底解説します。大手キャリアから格安SIMまで、あなたの状況に最適な選択肢を見つけましょう。
SIMカードの種類と選び方の基本
日本で利用できるSIMカードは、大きく3つのタイプに分かれます。それぞれの特徴を理解することが、最適な契約を選ぶ第一歩です。
| SIMカードの種類 | データ通信 | SMS | 音声通話 | 月額目安 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|
| データ通信専用SIM | ○ | × | × | 500〜2,000円 | Wi-Fi中心で使う人 |
| データ+SMS対応SIM | ○ | ○ | × | 700〜2,500円 | SNS認証が必要な人 |
| 音声通話対応SIM | ○ | ○ | ○ | 1,000〜5,000円 | 仕事で電話を使う人 |
| プリペイドSIM | ○ | △ | △ | 1,000〜3,000円 | 短期滞在者・審査不要の人 |
日本で仕事をする外国人には、音声通話対応SIMが最もおすすめです。就職活動や仕事の連絡で電話番号が必要になる場面が非常に多く、また銀行口座の開設や行政手続きでもSMS認証が求められるケースが増えています。
契約に必要な書類と準備するもの
外国人が日本で携帯電話を契約するには、いくつかの必要書類を準備する必要があります。事前に揃えておくことで、スムーズに契約手続きを進められます。
必須書類
- 在留カード:住所が記載されたもの(市区町村で住所届出済み)
- パスポート:本人確認のため
- 銀行口座情報:口座振替で支払う場合
- クレジットカード:カード払いの場合(推奨)
あると便利な書類
- マイナンバーカード(本人確認の補助として)
- 日本の住所がわかる書類(公共料金の明細など)
重要なポイント:携帯電話の契約は、市区町村での住民届出後が最適なタイミングです。在留カードに住所が記載されていないと、多くのキャリアで契約を断られる可能性があります。来日直後は生活インフラの整備を優先し、住所が確定してから契約しましょう。
大手キャリア(MNO)の特徴と契約方法
日本の大手携帯キャリアは、NTTドコモ・au(KDDI)・ソフトバンク・楽天モバイルの4社です。それぞれの特徴を比較してみましょう。
| キャリア | 月額料金(目安) | データ量 | 外国語対応 | 最低利用期間 | 外国人へのおすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 4,565〜7,315円 | 1GB〜無制限 | 英語・中国語あり | なし(新プラン) | ★★★☆☆ |
| au(KDDI) | 4,928〜7,238円 | 1GB〜無制限 | 英語あり | なし(新プラン) | ★★★☆☆ |
| ソフトバンク | 3,278〜7,425円 | 3GB〜無制限 | 英語・中国語あり | なし | ★★★☆☆ |
| 楽天モバイル | 1,078〜3,278円 | 3GB〜無制限 | 英語対応あり | なし | ★★★★★ |
楽天モバイルが外国人に特におすすめの理由
楽天モバイルは、外国人労働者に最もおすすめのキャリアです。その理由は以下の通りです。
- 最低利用期間なし・解約金なし:帰国予定が変わっても柔軟に対応可能
- データ無制限でも月額3,278円:大手キャリアの半額以下
- Rakuten Linkアプリで国内通話無料:仕事の電話も料金を気にせず利用可能
- オンラインで契約完結:店舗に行く必要がなく、英語対応もあり
- 海外ローミングにも対応:一時帰国時にも便利
格安SIM(MVNO)の選び方とおすすめサービス
格安SIM(MVNO)は大手キャリアの回線を借りてサービスを提供するため、料金が大幅に安くなります。日本で働く外国人にとって、毎月の通信費を抑えられるのは大きなメリットです。
外国人におすすめの格安SIM
モバル(Mobal) モバルは在留カードがなくても購入でき、成田空港・羽田空港・関西空港・中部国際空港などの主要空港で受け取ることができます。来日前に購入しておけば、日本到着後すぐに電話番号が使えるのが最大の魅力です。カスタマーサポートは日本語・英語・中国語に対応しています。
IIJmio(アイアイジェイミオ) 老舗MVNOで安定した通信品質が特徴です。2GB〜20GBまでの豊富なプランがあり、月額858円からと非常にリーズナブル。eSIMにも対応しているため、物理SIMカードの受け取りが不要です。
JP SMART SIM 外国人に人気のSIMサービスで、多言語対応のカスタマーサポートが充実しています。契約手続きも英語で完結でき、日本語に不安がある方でも安心して利用できます。
GTN Mobile 外国人専門のモバイルサービスで、在留カードだけで契約可能。審査が通りやすく、他のキャリアで断られた場合の選択肢として有力です。多言語対応(英語・中国語・ベトナム語・韓国語など)も充実しています。
プリペイドSIM・eSIMという選択肢
来日直後や短期滞在の方には、プリペイドSIMやeSIMが便利な選択肢です。
プリペイドSIMのメリット
- 審査不要:クレジットカードや銀行口座がなくても購入可能
- 即時利用開始:コンビニや空港で購入してすぐ使える
- 契約不要:月額料金の心配なし
- 使い切り型:必要な分だけチャージして利用
eSIMのメリット
- オンラインで即時契約:物理的なSIMカードの受け取り不要
- デュアルSIM対応:母国のSIMと日本のSIMを同時に使用可能
- 海外から事前設定可能:来日前に日本の電話番号を取得できる
ただし、プリペイドSIMやeSIMは音声通話に対応していないものも多いため、仕事で使う場合は音声通話対応プランを選ぶようにしましょう。
契約手続きの流れ(ステップバイステップ)
実際に携帯電話・SIMカードを契約する際の手順を、ステップごとに解説します。
ステップ1:自分に合ったプランを選ぶ
まず、自分の利用状況を確認しましょう。
- 月間データ使用量:SNSやメール中心なら3〜5GB、動画視聴もするなら10GB以上
- 通話の頻度:仕事で電話を多く使うなら通話定額プラン
- 契約期間:1年以上滞在するなら月額契約、短期ならプリペイド
ステップ2:必要書類を準備する
前述の必須書類を揃え、在留カードの住所が最新であることを確認します。
ステップ3:店舗またはオンラインで申し込み
店舗契約の場合
- 大手キャリアのショップや家電量販店に来店
- 日本語でのやり取りが必要な場合が多い
- その場でSIMカードを受け取れる
- 通訳アプリや翻訳機を持参すると安心
オンライン契約の場合
- 公式サイトから申し込み(英語対応のサービスあり)
- 本人確認書類をアップロード
- SIMカードは数日後に郵送で届く(eSIMなら即時)
ステップ4:初期設定とAPN設定
SIMカードを受け取ったら、スマートフォンに挿入してAPN(アクセスポイント名)の設定を行います。各キャリアの公式サイトに設定方法が詳しく記載されていますので、指示に従って設定しましょう。
契約時の注意点とよくあるトラブル
外国人が携帯電話を契約する際に、注意すべきポイントをまとめました。
在留期間による制限
在留期間の残りが短い場合(3ヶ月未満など)、契約を断られることがあります。ビザの更新を済ませてから契約するか、プリペイドSIMを利用しましょう。
端末のSIMロック
海外から持ち込んだスマートフォンがSIMロックされている場合、日本のSIMカードが使えません。契約前に以下を確認してください。
- 端末がSIMフリーまたはSIMロック解除済みか
- 日本の周波数帯(バンド)に対応しているか
- 技適マーク(日本の電波法認証)があるか
解約手続き
帰国時には必ず解約手続きを行いましょう。未解約のまま帰国すると、月額料金が発生し続け、滞納扱いになる可能性があります。帰国前のチェックリストとして、解約手続きは重要な項目です。
仕事で使う携帯電話の選び方
日本で仕事をする外国人にとって、携帯電話は単なる通信手段ではなく、ビジネスツールです。
仕事用携帯に必要な機能
- 安定した音声通話:面接や仕事の連絡で必須
- SMS送受信:二段階認証やワンタイムパスワードに必要
- 安定したデータ通信:メール、チャット、ビデオ会議に対応
- 日本の電話番号:求人サイトへの登録に必要
会社支給の携帯と個人契約
日本の企業では、業務用携帯電話が支給される場合もあります。しかし、個人用の携帯電話は別途必要です。プライベートと仕事を分けるためにも、デュアルSIM対応のスマートフォンを活用するのがおすすめです。
まとめ:最適な携帯電話・SIMカードの選び方
日本での携帯電話・SIMカード選びのポイントをおさらいしましょう。
長期滞在(1年以上)の方には、楽天モバイルや格安SIMの音声通話対応プランがおすすめです。月額料金を抑えながら、仕事にも日常生活にも十分な通信環境を整えられます。
短期滞在(3ヶ月〜1年)の方には、最低利用期間のない格安SIMか、モバルのような外国人向けサービスが適しています。
来日直後の方には、まずプリペイドSIMやeSIMで通信環境を確保し、住所確定後に本契約するのがベストな流れです。
日本での生活基盤を整えるうえで、携帯電話の契約は欠かせないステップです。この記事を参考に、自分に最適なプランを見つけて、快適な日本生活をスタートさせましょう。
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