英語教師の一日のスケジュールと仕事内容

日本で英語教師として働く外国人向けに、ALT・英会話講師の一日のスケジュール、年収、仕事内容を詳しく解説。JETプログラムや英会話スクールでの具体的な業務の流れ、やりがいと大変さ、必要な資格まで網羅的にご紹介します。
英語教師の一日のスケジュールと仕事内容【日本で働く外国人向け】
日本で英語教師として働くことに興味がある方にとって、実際の一日のスケジュールや具体的な仕事内容を知ることは非常に重要です。ALT(外国語指導助手)、英会話講師、JETプログラム参加者など、英語教師にはさまざまな働き方があり、それぞれスケジュールや業務内容が異なります。この記事では、日本で英語教師として働く外国人のリアルな一日の流れを詳しくご紹介します。
英語教師の種類と働き方の違い
日本で英語を教える仕事は、大きく分けて以下の3種類があります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った働き方を見つけることができます。
| 種類 | 勤務先 | 勤務時間 | 平均年収 | ビザの種類 |
|---|---|---|---|---|
| ALT(外国語指導助手) | 公立小中高校 | 8:30〜17:00 | 250〜360万円 | 技術・人文知識・国際業務 |
| JETプログラムALT | 公立学校 | 8:30〜17:00 | 336〜396万円 | 特別な在留資格 |
| 英会話講師(Eikaiwa) | 英会話スクール | 12:00〜21:00 | 250〜400万円 | 技術・人文知識・国際業務 |
| 大学講師 | 大学・専門学校 | 不定期 | 400〜600万円 | 教授ビザ |
| プライベートレッスン講師 | 自宅・カフェ | 自由設定 | 収入不安定 | フリーランスビザ |
ALTの勤務時間は週35時間が一般的で、月曜から金曜の8:30~17:00の間で働きます(参考)。一方、英会話講師は午後から夜にかけての勤務が多く、働き方のスタイルが大きく異なります。
ALT(外国語指導助手)の一日のスケジュール
ALTとして公立学校で働く場合の典型的な一日の流れを見てみましょう。実際のALTの体験談を基にしたリアルなスケジュールをご紹介します。
朝の準備と出勤(7:30〜8:30)
多くのALTは7:45頃に学校に到着します。職員室に入り、同僚の先生方に挨拶をした後、パソコンを起動してその日の授業準備を始めます。日本の学校文化では、朝の挨拶は非常に重要視されています。学校によっては朝礼や職員朝会に参加することもあり、日本のビジネスマナーを身につけておくことが大切です。
午前の授業(8:30〜12:00)
午前中は通常2〜3コマの授業を担当します。1コマは45〜50分で、小学校と中学校で内容が異なります。
- 小学校: ゲーム、歌、フラッシュカードを使ったアクティビティ中心
- 中学校: 文法説明の補助、発音練習、会話練習のリード
- 高校: より高度なディスカッション、プレゼンテーション指導
授業と授業の間の空き時間は、次の授業の準備や教材作成に使います。ワークシートの印刷、スライドの作成、ゲームや活動の考案など、さまざまな準備作業があります。
昼食時間(12:00〜13:00)
日本の学校での昼食時間は特徴的です。ALTは生徒と一緒に教室で給食を食べることが多く、ローテーション制で異なるクラスを回ることもあります。これは生徒との信頼関係を築く貴重な時間です。給食の時間は英語で生徒と自然にコミュニケーションを取れる絶好の機会であり、授業では見られない生徒の一面を知ることができます。
午後の授業と空き時間(13:00〜16:00)
午後は1〜2コマの授業を担当します。1日の合計授業数は3〜5コマが一般的です。授業がない時間帯は以下のような業務に取り組みます。
- 翌日以降の授業計画の作成
- 教材・プリントの準備と印刷
- テストや課題の採点補助
- 担当教師(JTE)との打ち合わせ
- 英語スピーチコンテストの指導準備
放課後と退勤(16:00〜17:00)
放課後は部活動に参加するALTも多くいます。サッカー部や英語部、国際交流クラブなどに顧問補助として関わることで、生徒との距離が近くなります。基本的に17:00には退勤でき、残業はほとんどありません(参考)。これは日本の一般企業と比べて大きなメリットの一つです。
英会話講師(Eikaiwa)の一日のスケジュール
英会話スクールで働く講師のスケジュールはALTとは大きく異なります。
| 時間帯 | 業務内容 |
|---|---|
| 12:00〜13:00 | 出勤・準備・教材確認 |
| 13:00〜14:00 | 午後レッスン(グループ/個人) |
| 14:00〜15:00 | レッスン |
| 15:00〜16:00 | 休憩・準備 |
| 16:00〜18:00 | 子ども向けレッスン |
| 18:00〜19:00 | 休憩 |
| 19:00〜21:00 | 社会人向けレッスン |
| 21:00〜21:30 | 片付け・事務処理・退勤 |
英会話講師は夜間勤務が多い反面、午前中が自由に使えるため、日本語の勉強やプライベートの時間を確保しやすいというメリットがあります。
英語教師の年収と待遇を徹底比較
日本で英語教師として働く場合の収入は、雇用形態や勤務先によって大きく異なります。
英語講師の正社員の平均年収は約357万円で、月給は約30万円が相場です(参考)。JETプログラムの場合は年収336万〜396万円で、渡航費や住居手当などの特典が付くことがあります。
| 項目 | ALT(派遣) | JETプログラム | 英会話講師 |
|---|---|---|---|
| 月給 | 20〜25万円 | 28〜33万円 | 25〜30万円 |
| ボーナス | なし | あり(年2回) | 会社による |
| 社会保険 | 会社による | 完備 | 完備(大手) |
| 住居手当 | なし | あり | 一部あり |
| 渡航費 | なし | 往復支給 | 一部支給 |
| 有給休暇 | 10日〜 | 20日 | 10日〜 |
| 契約期間 | 1年更新 | 最長5年 | 1〜2年更新 |
アルバイト・パートの場合は平均時給約1,298円となっており、派遣社員では約1,544円です(参考)。
英語教師のやりがいと大変さ
やりがい
英語教師の最大のやりがいは、生徒の成長を間近で見守れることです。「先生のおかげで英語が好きになった」という言葉をもらった時の喜びは、何にも代えがたいものがあります。
- 異文化交流を通じて日本の文化を深く理解できる
- 自分の英語スキルを活かして社会に貢献できる
- 地域コミュニティとの繋がりが生まれる
- 毎日英語に触れることで語学力が維持・向上する
- 日本語能力も自然と向上する
大変なこと
一方で、大変な面もあります。
- 授業準備やオリジナル教材の作成に時間がかかる
- 日本語が苦手な場合、職員室でのコミュニケーションに苦労する
- 複数の学校を担当する場合、移動が大変
- ALTは契約が1年更新で雇用が不安定な場合がある
- 文化的な違いによるストレスを感じることがある
英語教師になるための具体的なステップ
日本で英語教師として働くために必要な準備を、ステップごとに解説します。
ステップ1: 資格と条件を確認する
- 4年制大学の学士号(必須)
- TEFL/TESOL/CELTA(推奨、必須ではない場合が多い)
- ネイティブまたは高い英語力(TOEIC 900点以上など)
- 犯罪経歴証明書(ビザ申請時に必要)
ステップ2: 求人を探す
求人サイトや転職エージェントを活用して、自分に合った職場を見つけましょう。GaijinPot Jobs、JREC-IN、Indeed Japanなどが代表的な求人サイトです。JETプログラムは各国の日本大使館を通じて応募します。
ステップ3: ビザを取得する
英語教師として働くには、適切な在留資格が必要です。一般的には「技術・人文知識・国際業務」のビザを取得します。JETプログラムの場合は、プログラム側がビザ手続きをサポートしてくれます。
ステップ4: 日本での準備
来日後は、以下の準備が必要です。
- 住居の確保
- 銀行口座の開設
- 携帯電話の契約
- 住民登録と社会保険の手続き
- 自転車や公共交通機関の利用準備
まとめ:英語教師として日本で充実した毎日を
日本で英語教師として働くことは、やりがいに満ちた経験です。ALTなら平日の定時勤務で安定した生活リズムが送れ、英会話講師なら午前中の自由時間を活かした柔軟なライフスタイルが可能です。どちらの働き方を選んでも、日本の文化に深く触れながら、自分のスキルを活かして社会に貢献できる素晴らしい機会です。
英語教師としてのキャリアパスは多岐にわたります。経験を積んだ後、教材開発、教育コンサルタント、大学講師など、さまざまな方向にキャリアを広げることが可能です。まずは自分に合った働き方を見つけ、日本での充実した毎日をスタートしましょう。
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